美容師の過去問
第48回
文化論及び美容技術理論 問9

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問題

第48回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

レザーカット技法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • ディープテーパーカットは、根元近くからテーパーする技法である。
  • ボスサイドテーパーカットは、パネルの外側と内側の両面をテーパーする技法である。
  • ポインティングカットは、パネルの外側をテーパーする技法である。
  • ノーマルテーパーカットは、毛先から長さの1/3ほどをテーパーする技法である。

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この過去問の解説 (3件)

01

レザーのカットで覚えることは多くありません。

名称とどんな技法かをしっかりとおさえておきましょう。

余裕があれば、どんなとき使うかまで覚えられるとベストです。

選択肢1. ディープテーパーカットは、根元近くからテーパーする技法である。

特に毛量が多い場合や毛髪に大きな動きを持たせたいときに用います。

選択肢2. ボスサイドテーパーカットは、パネルの外側と内側の両面をテーパーする技法である。

「ボス」が両方を意味しています。

毛先に自由な動きと軽さを生むことができます。

選択肢3. ポインティングカットは、パネルの外側をテーパーする技法である。

毛先を不揃いに尖らせて、ヘアスタイルにちょっとした遊びや変化をもたせることができます。

選択肢4. ノーマルテーパーカットは、毛先から長さの1/3ほどをテーパーする技法である。

最も一般的なテーパーカットの技法です。

参考になった数17

02

毛量や表現したい髪型によって、レザーカット技法の種類も異なってきます。

どの技法を使うと、どんなデザインになるか、関連づけて覚えていきましょう。

選択肢1. ディープテーパーカットは、根元近くからテーパーする技法である。

ディープテーパーカットは毛量が多い場合などに用いられる技法で、根本に近い部分からテーパーするものです。毛髪に大きな動きを出すことが出来ます。

よって正しいです。

選択肢2. ボスサイドテーパーカットは、パネルの外側と内側の両面をテーパーする技法である。

ボスサイドテーパーカットは、パネルの外側と内側の両面をテーパーし、毛先に動きや軽さを出す技法です。

よって正しいです。

選択肢3. ポインティングカットは、パネルの外側をテーパーする技法である。

ポインティングカットは、シザーズを使ったカット技法であり、刃先を用いて、毛先を尖らせたり軽くするものです。

パネルの外側をテーパーする技法は、アウトサイドテーパーカットです。

よって誤りです。

選択肢4. ノーマルテーパーカットは、毛先から長さの1/3ほどをテーパーする技法である。

ノーマルテーパーカットは、テーパーカットの技法の中で最も一般的な技法であり、毛先から長さの1/3ほどをテーパーします。

よって正しいです。

まとめ

テーパーする深さによる技法の違いは以下のとおりです。

【根本に近い】      【毛先から1/3】     【毛先】

ディープテーパーカット  ノーマルテーパーカット  エンドテーパーカット

参考になった数4

03

レザーカットの技法

 

エンドテーパーカット…毛先の調整に使われる技法です。

アウトサイドテーパーカット…パネルの外側に刃を入れ、動きをプラスするカット技法です。

レフトサイドテーパーカット…パネルの左側から右側へと刃を入れ、右に比べると左側が短くなるカット技法です。

 

これらを参考に、誤っている選択肢を選びましょう。

 

選択肢1. ディープテーパーカットは、根元近くからテーパーする技法である。

×…正しい選択肢

 

ディープテーパーカットは、根元近くから刃を入れるカット技法です。

選択肢2. ボスサイドテーパーカットは、パネルの外側と内側の両面をテーパーする技法である。

×…正しい選択肢

 

ボスサイドテーパーカットは、その名前の通りパネルの両面(外側と内側)をテーパーするカット技法です。

選択肢3. ポインティングカットは、パネルの外側をテーパーする技法である。

◎…誤った選択肢

 

ポインティングカット毛先を調整するカット技法です。

パネルの外側をテーパーする技法は、アウトサイドテーパーカットです。

選択肢4. ノーマルテーパーカットは、毛先から長さの1/3ほどをテーパーする技法である。

×…正しい選択肢

 

ノーマルテーパーカットは毛先から1/3ほどから刃を入れ、毛先に向かって削いでいく技法です。

まとめ

テーパーカットの技法は、和訳するとそのままの意味であることがほとんどなので、覚えやすいのが特徴です。技法を使用した際の効果や特徴までしっかり覚えて、無駄な失点を防ぎましょう。

参考になった数1