美容師の過去問
第48回
文化論及び美容技術理論 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第48回 美容師国家試験 文化論及び美容技術理論 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

酸化染毛剤を用いたヘアカラーリングに関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「太くて硬く、黒い毛髪の場合は、( A )が出やすく、明るさは( B )ので、希望色より明度の( C )染毛剤を選択するとよい。」
  • A:赤み系  B:出にくい  C:高い
  • A:黄み系  B:出やすい  C:低い
  • A:黄み系  B:出にくい  C:高い
  • A:赤み系  B:出やすい  C:低い

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

毛質によって、染まりやすさや色味の出方が変わってきます。

太くて硬い毛髪赤みが出やすく、明るく出にくい。

細くて柔らかい毛髪黄みが出やすく、明るく出やすい。

よって問題に当てはまる正しい語句は

太くて硬く、黒い毛髪の場合は、(赤み系)が出やすく、明るさは(出にくい)ので、希望色より明度の(高い)染毛剤を選択するとよい。

です。選択肢をみていきましょう。

選択肢1. A:赤み系  B:出にくい  C:高い

A:赤み系が出やすいので当てはまります。→〇

B:明るさは出にくいので当てはまります。→〇

C:明るさが出にくい場合は、明度の高い薬剤を選択するため当てはまります。→〇

よってこの組み合わせは正しいです。

選択肢2. A:黄み系  B:出やすい  C:低い

A:赤み系が出やすいので当てはまりません。→×

B:明るさは出にくいので当てはまりません。→×

C:明るさが出にくい場合は、明度の高い薬剤を選択するため当てはまりません。→×

よってこの組み合わせは誤りです。

選択肢3. A:黄み系  B:出にくい  C:高い

A:赤み系が出やすいので当てはまりません。→×

B:明るさは出にくいので当てはまります。→〇

C:明るさが出にくい場合は、明度の高い薬剤を選択するため当てはまります。→〇

よってこの組み合わせは誤りです。

選択肢4. A:赤み系  B:出やすい  C:低い

A:赤み系が出やすいので当てはまります。→〇

B:明るさは出にくいので当てはまりません。→×

C:明るさが出にくい場合は、明度の高い薬剤を選択するため当てはまりません。→×

よってこの組み合わせは誤りです。

まとめ

他にも、ダメージを受けている部分の毛髪は、明るく出やすいなどの特徴があります。

参考になった数4

02

酸化染毛剤の特徴

 

アルカリ剤に酸化染料を加えた第一剤と、酸化剤である第二剤からなる染毛剤です。

 

太くて硬い髪質の場合には、キューティクルの層が厚い場合が多く、薬剤の浸透が悪くなる場合があります。

酸化染毛剤や脱色剤を使って毛髪の明度を上げる場合には、黒髪→褐色→明褐色と変化します。

 

 

 

これらを参考に正しい組み合わせを選びましょう。

選択肢1. A:赤み系  B:出にくい  C:高い

正解

 

A:赤み系→◎

B:出にくい→◎ 

C:高い→◎

選択肢2. A:黄み系  B:出やすい  C:低い

不正解

 

A:黄み系→×

B:出やすい→◎

C:低い→×

選択肢3. A:黄み系  B:出にくい  C:高い

不正解

 

A:黄み系→×

B:出にくい→×

C:高い→◎

選択肢4. A:赤み系  B:出やすい  C:低い

不正解

 

A:赤み系→◎

B:出やすい→◎

C:低い→×

 

まとめ

太くて硬い黒髪に酸化染毛剤を使用した場合には、髪色が明るくなりにくく、赤みが出やすいのが特徴です。

参考になった数3