美容師の過去問
第49回
香粧品化学 問2

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問題

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この過去問の解説 (2件)

01

香粧品化学から、それに用いられる代表的な色材に関する問題です。

選択肢1. 酸化鉄は着色顔料で、黄色、赤色及び黒色がある。

酸化鉄を主成分とした着色顔料には、赤・黄色・黒があります。

選択肢2. 酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。

酸化チタンは白色顔料で、ファンデーションなどに配合されています。また、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合されることがあります。

選択肢3. 有機合成色素(タール色素)は、光による経時変化を受けることはない。

有機合成色素(タール色素)は、水や油などに溶けにくいなどの特徴があり、他の無機顔料に比べると、光による経過変化を受けやすいと言われています。

選択肢4. 雲母チタンは、パールのような光沢を発する。

雲母チタンはパール顔料と呼ばれるように、パールのような光沢があるのが特徴です。

まとめ

「酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。」は一見すると正解のように思えますが、酸化チタンが白色顔料として使われるのはファンデーションであって、サンスクリーン製品ではありません。また、この問題は選択肢を2つ選ぶ必要がありました。こうしたひっかけ問題には注意し、しっかりと得点につなげましょう。

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02

香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれかについて解説します。

選択肢1. 酸化鉄は着色顔料で、黄色、赤色及び黒色がある。

酸化鉄は、黄色、赤色、黒色などの着色顔料として使用されます。これらは肌に対する刺激が少なく、色の安定性が高いです。

選択肢2. 酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。

酸化チタンは白色顔料であり、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に使用されます。

選択肢3. 有機合成色素(タール色素)は、光による経時変化を受けることはない。

有機合成色素(タール色素)は、光、熱、酸化などにより色が変わることがあります。光による退色が見られることもあります。

選択肢4. 雲母チタンは、パールのような光沢を発する。

雲母チタン(タルクに酸化チタンを含む)は、パールのような光沢を持ち、化粧品に輝きを与えるために使用されます。

まとめ

香粧品に用いられる色材に関する記述で誤っているのは、酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される、有機合成色素(タール色素)は、光による経時変化を受けることはないです。タール色素は光や熱により変化することがあり、香粧品の色持ちに影響を与える可能性があります。その他の記述は正しいです。

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