美容師 過去問
第49回
問41 (文化論及び美容技術理論 問1)
問題文
明治時代の女性の髪型に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
美容師 国家試験 第49回 問41(文化論及び美容技術理論 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
明治時代の女性の髪型に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 唐人髷(とうじんまげ)や結綿は、代表的な束髪である。
- 丸髷は、既婚女性の髪型として結われた。
- 束髪は、日本髪に比べ手入れがしやすく衛生的で日常生活に便利であった。
- 女性の断髪は強い非難を浴び、東京府は女性の断髪を禁じた。
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この過去問の解説 (3件)
01
文化論の中から、明治時代の女性の髪形とその歴史についての問題です。
唐人髷は江戸時代から明治にかけて流行した日本髪です。
結綿も島田髷と呼ばれる日本髪の一つで、唐人髷と同様に、江戸後期から明治にかけて行われていました。
丸髷は江戸後期から明治にかけての、代表的な既婚女性の髪形でした。
束髪は明治に生まれた、簡易なまとめ髪です。鬢付け油ではなく水油を使っていたので、日本髪に比べて衛生的で、手間が少なく、日常に便利な髪型でした。
明治初期、東京府は女性の断髪を禁ずる「女子断髪禁止令」を布告しました。
日本髪と束髪は混同しやすいので注意しましょう。また、代表的な日本髪は、流行時期や特徴まで覚えておくのがポイントです。
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02
明治時代は文明開化によって、服装や髪型に変化が生じます。
唐人髷は束髪ではなく、日本髪です。明治時代に入っても日本髪は多くの女性がしていました。
誤りのある箇所があるため、該当します。
未婚女性の場合は島田髷が結われますが、既婚女性になると丸髷を結うようになりました。
正しい記述のため該当しません。
日本髪が手間がかかるのに比べ、束髪は簡単で手入れしやすいのが特徴とされました。
正しい記述のため該当しません。
明治5年、東京府は女子断髪禁止令を出しており、女性の断髪には制限が設けられました。
正しい記述のため該当しません。
明治時代に入っても、束髪だけではなく、日本髪も日常的にみられていたことを頭に入れておきましょう。
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03
この問題は明治時代における女性の髪型の変遷についての理解を問うものです。
江戸時代から続く伝統的な「日本髪」と、
近代化の流れで登場した「束髪」の違いを正しく理解することが重要です。
誤り
「束髪(そくはつ)」とは、明治時代に登場した新しい髪型で、
西洋の影響を受けた近代的なまとめ髪のことを指します。
束髪は、それまでの伝統的な日本髪(結髪)とは異なり、
簡単に結い直せて実用的で衛生的なスタイルとして広まりました。
唐人髷(とうじんまげ)は、江戸時代に流行した髷(まげ)の一種であり、
中国風の髪型を模したものですが、束髪ではなく日本髪の一種とされます。
結綿(ゆいわた)も、江戸時代に流行した髪型の一つで、
日本髪の一種であり、束髪とは異なります。
正しい
丸髷は、江戸時代から明治時代にかけて、主に既婚女性が結った髪型です。
正しい
束髪は、維新後に女性の間で流行し、近代化の象徴となりました。
正しい
明治初期には、女性の断髪は世間から強く批判され、一時的に禁止されることもありました。
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