美容師 過去問
第49回
問42 (文化論及び美容技術理論 問2)
問題文
次のうち、1958年のパリコレクションで多くのデザイナーに採用され、日本で大流行した筒形で袋のようなシルエットの洋服はどれか。
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問題
美容師 国家試験 第49回 問42(文化論及び美容技術理論 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、1958年のパリコレクションで多くのデザイナーに採用され、日本で大流行した筒形で袋のようなシルエットの洋服はどれか。
- マンボズボン
- サックドレス
- ミニスカート
- ロングスカート
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この過去問の解説 (3件)
01
文化論から、ファッションの歴史についての問題です。
マンボズボンは1950年頃に、バンドマンやミュージシャンの間で流行した細身のズボンのことです。
サックドレスとは、ウエスト部分に切り替えがない円筒型のワンピースです。1958年にパリコレクションにて、多くのデザイナーから発表され、日本はもちろん世界的で流行しました。
ミニスカートは着用したときに、裾が膝よりも短い丈のスカートを指します。
ロングスカートは着用したときに、脛や踝が隠れる程度の丈のスカートを指します。
マンボズボンのように、今では使われていないファッション用語なども登場するので、その時代を象徴するファッション用語や名称はしっかりと覚えておきましょう。
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02
各選択肢が、どのようなシルエットか考えながら解答しましょう。
マンボズボンは、マンボミュージシャンの服装を参考にしており、細身のズボンです。
よって当てはまりません。
サックドレスは、筒状の袋のようなシルエットをしたドレスです。着やすいデザインで、日本で大流行しました。
よって当てはまります。
ミニスカートは、1968年のツイッギーの来日後に日本で流行のピークがある、丈の短いスカートです。
よって当てはまりません。
ロングスカートは、1948年ごろより日本で流行した、膝より下の丈の長いスカートです。
よって当てはまりません。
文字で理解しにくいファッションは、勉強時に絵や写真で見ておきましょう。
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03
それぞれの選択肢の特徴を把握しておきましょう。
誤り
1950年代に流行したダンス「マンボ」にちなんだ細身のズボンです。
腰回りはややゆとりがあり、裾に向かって細くなるシルエットです。
1958年のパリコレとは無関係で、サックドレスとは全く異なるスタイルです。
1950年代のダンスファッションとして流行し、特に若者の間で人気を博しました。
正しい
サックドレスは1958年のパリコレクションで多くのデザイナーに採用され、日本でも大流行しました。
ウエストを締め付けず、ストレートなシルエットが特徴で、
それまでの「女性らしいくびれを強調するデザイン」からの転換点となりました。
誤り
1960年代にイギリスのデザイナーマリー・クワントが提案し、大流行しました。
膝上丈のスカートで、従来の女性のスカートスタイルを大きく変えました。
1958年のパリコレには登場しておらず、流行の時期が異なります。
1960年代後半には世界的に流行し、特に若者文化やモッズファッションと結びつきました。
誤り
ロングスカート自体は時代を問わず存在するが、1958年のパリコレで特に流行したものではありません。
1970年代のヒッピーファッションやボヘミアンスタイルで人気となった時期もありますが、1958年には特筆すべき流行ではありませんでした。
1950年代後半~1960年代前半は、むしろ「サックドレス」や「スリムなスカート」が主流でした。
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