美容師 過去問
第49回
問50 (文化論及び美容技術理論 問10)

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問題

美容師 国家試験 第49回 問50(文化論及び美容技術理論 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 毛髪診断は、シャンプーの前の毛髪が乾いた状態のみで行う。
  • 毛髪をウェットの状態でワインディングした後、第1剤を塗布する方法を、つけ巻きという。
  • ウェーブの大小は、第1剤塗布後の放置タイムのみによって決まる。
  • テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍である。

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この過去問の解説 (3件)

01

美容技術理論から、パーマネントウェーブの具体的な技術に関する問題です。

選択肢1. 毛髪診断は、シャンプーの前の毛髪が乾いた状態のみで行う。

パーマネントウェーブを施術する際の毛髪診断は、毛髪が乾いた状態でも、濡れた状態でも行います。

選択肢2. 毛髪をウェットの状態でワインディングした後、第1剤を塗布する方法を、つけ巻きという。

つけ巻きは、第一剤を塗布しながらワインディングする方法です。

選択肢3. ウェーブの大小は、第1剤塗布後の放置タイムのみによって決まる。

ウェーブの大小は、ロッドの大きさによって決まります。

選択肢4. テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍である。

テストカール時に、毛髪の状態が使用したロッドの直径の2.5倍になっている状態であれば適正となり、次の段階へと進めます。

まとめ

パーマネントウェーブの工程を問う問題は必ず出題されます。それぞれのプロセスでの適正条件はもちろん、薬液の使用方法や注意事項なども広く覚えておきましょう。

参考になった数30

02

パーマネントウェーブ技術で、理想のウェーブをつくるためには知識が必要です。

選択肢1. 毛髪診断は、シャンプーの前の毛髪が乾いた状態のみで行う。

毛髪診断は、毛髪が乾いた状態だけではなく、濡れている状態でも行います。

ウェットヘアでは、毛髪が撥水性か吸水性か見極めることができ、また、以前かけたパーマネントウェーブがどれくらい残っているかが分かります。

 

よって誤りです。

選択肢2. 毛髪をウェットの状態でワインディングした後、第1剤を塗布する方法を、つけ巻きという。

つけ巻きとは、ワインディングする前に毛髪に第1剤をつけておき、ワインディング後も、再度、第1剤を塗布する方法のことです。

 

よって誤りです。

選択肢3. ウェーブの大小は、第1剤塗布後の放置タイムのみによって決まる。

ウェーブの大小を決めるのは、ロッドの太さです

 

よって誤りです。

選択肢4. テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍である。

1剤塗布後、ウェーブの状態を確かめるためにテストカールを行います。

ロッドを数本外し、カール径を確認しますが、適正カールの直径は使用したロッドの直径の2.5倍です

オーバータイム時には2.5倍以下となり、タイム不足時には2.5倍以上となるため、正しく見極める必要があります。

 

よって正しいです。

まとめ

パーマネントウェーブ技術の手順をしっかり理解しておきましょう。

参考になった数1

03

この問題では、パーマネントウェーブにおける技術的な知識が問われています。

特に、テストカールの直径に関する理解が重要で、

使用するロッドの直径に基づいて適切なカールの大きさを確認することが求められます。

 

選択肢1. 毛髪診断は、シャンプーの前の毛髪が乾いた状態のみで行う。

誤り

 

毛髪診断はシャンプー前の乾いた状態だけでなく、

シャンプー後のウェット状態でも行うことが重要です。

髪の状態を総合的に把握するために、

さまざまな状態で診断することが求められます。

選択肢2. 毛髪をウェットの状態でワインディングした後、第1剤を塗布する方法を、つけ巻きという。

誤り

 

「つけ巻き」とは、乾いた髪にロッドを巻き、その後薬剤を塗布する方法です。

ウェットの状態で薬剤を塗布してからロッドを巻く方法は、

つけ巻きではなく「ウェット巻き」と呼ばれることが一般的です。

選択肢3. ウェーブの大小は、第1剤塗布後の放置タイムのみによって決まる。

誤り

 

ウェーブのサイズ(大きさ)は、第1剤塗布後の放置タイムだけでなく、

使用するロッドの直径や髪質、パーマの薬剤の種類など、

複数の要素によって決まります。

放置時間だけではウェーブの大きさを決めることはできません。

選択肢4. テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍である。

正しい

 

パーマにおいて、テストカールの適正なカールの直径は、

使用したロッドの直径の約2.5倍が目安となります。

これは、ロッドに巻いた髪が薬剤の作用を受けて、カールが膨らむためです。

この理論に基づき、テストカール時に最適なカールの大きさを確認します。

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