二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問14

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 気水分離器が閉そくしている。
  • 不純物により水面計が閉そくしている。
  • 吹出し装置の閉止が不完全である。
  • 蒸気を大量に消費した。
  • 給水内管の穴が閉そくしている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

気水分離器は、蒸気の乾き度を上げるための装置なので水位低下と関係ありません。

2 水面計が閉塞していると正しい水位が表されないためです。

3 吹出し装置からボイラー水が漏れるため水位が低下します。

4 蒸気が大量に消費されるとボイラー水が大量に消費されるため水位が低下します。

5 給水内管が閉塞しているとボイラー水の供給がなされないため水位が低下します。

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02

正答は「1」です。

設問は、ボイラ水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる事項について問われています。

以下に説明します。

 1.気水分離器は蒸気を水を分離して乾き度を上昇させるものですので、気水分離器が閉そくしていても、ボイラ水位は低下する原因とは言えません。

 2.不純物により水面計が閉そくしていると、ボイラの正確な水位が見えなくなり、ボイラの水位が安全低水面以下になりかねません。

 3.吹出し装置の閉止が不完全であると、不必要にボイラ水が系外に排出されることになり、ボイラの水位が安全低水面以下になる原因となります。

 4.蒸気を大量に消費した場合、給水とのバランスが崩れると、ボイラの水位が安全低水面以下になることがあります。

 5.給水内管の穴が閉そくしていると、正常に給水をすることができなくなるため、ボイラの水位が安全低水面以下になる原因となります。

以上の説明から、選択肢1が誤っていることがわかります。

正答は「1」です。

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03

1.誤っています。
気水分離器は水位低下には関係ありません。

2.正解です。
不純物により水面計が閉そくしていると水面計が使用できないので、水位低下につながります。

3.正解です。
吹出し装置の閉止が不完全であると水漏れするので、水位低下につながります。

4.正解です。
蒸気を大量に消費するということは、ボイラー内の水を大量に使用するということです。水位低下につながります。

5.正解です。
給水内管の穴が閉そくしていると、ボイラー内に水が溜まりません。水位低下につながります。

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