二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問14
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
油だきボイラーの手動操作による点火について、誤っているものは次のうちどれか。
- ファンを運転し、ダンパをプレパージの位置に設定して換気した後、ダンパを点火位置に設定し、炉内通風圧を調節する。
- 点火前に、回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させる。
- バーナの燃料弁を開いた後、点火棒に点火し、それをバーナの先端のやや前方上部に置き、バーナに点火する。
- 燃料の種類及び燃焼室熱負荷の大小に応じて、燃料弁を開いてから2〜5秒間の点火制限時間内に着火させる。
- バーナが上下に2基配置されている場合は、下方のバーナから点火する。
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この過去問の解説 (3件)
01
点火棒に点火し、それをバーナの先端のやや前方下部に置いた後、バーナの燃料弁を開き、バーナに点火します。
1 稼働前に換気することで前回の燃焼時の燃料が残っていない状態にします。
2 バーナから燃料が適切に噴霧できるようあらかじめバーナを起動させます。
4 燃料弁を開けてから長い時間がたつと燃焼室に燃料が充満するため点火を行うと爆発する恐れがあります。
5 バーナが上下に2基配置されている場合は、下方のバーナから点火し、1基目の燃焼が安定してから2基目を点火します。
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02
ダンパとは、気体の流路の途中に設けられる可動板のことです。性能としては、気体の流量の調節を行います。
2.正解です。
記載の通り、点火前に回転式バーナではバーナモータを起動し、蒸気噴霧式バーナでは噴霧用蒸気を噴射させます。
3.誤っています。
点火棒に点火し、それをバーナの先端のやや前方下部に置いた後、バーナの燃料弁を開き、バーナに点火します。
4.正解です。
点火制限時間は速すぎても遅すぎてもダメなので、作業する際は気を付けましょう。
5.正解です。
バーナが上下に2基配置されている場合は、下方のバーナから点火します。
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03
ファンを運転しダンパをプレパージの位置に設定して換気した後、ダンパを点火位置に設定し炉内通風圧を調節します。
2.正しいです。
記載の通りになります。
3.誤っています。
点火棒に点火し、それをバーナの先端のやや前方下部に置いた後、バーナの燃料弁を開き、バーナに点火します。
4.正しいです。
点火制限時間内に着火しなければ、ただちに着火作業をやめましょう。
5.正しいです。
下方のバーナから点火します。上方ではないので気を付けましょう。
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