二級ボイラー技士の過去問
平成28年4月公表
関係法令 問32
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年4月公表 関係法令 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼製ボイラー(貫流ボイラー及び小型ボイラーを除く。)の安全弁について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラー本体の安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければならない。
- 伝熱面積が50m2を超える蒸気ボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならない。
- 水の温度が120℃を超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければならない。
- 過熱器には、過熱器の入口付近に過熱器の圧力を設計圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
- 過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
過熱器の安全弁は過熱器の出口付近に、過熱器の温度を設計温度以下に保持することができるように備えなければなりません。
1. ボイラー本体の安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければなりません。
2. 伝熱面積が50m2を超える蒸気ボイラーには、安全弁を2個以上備えなければなりません。
3. 水の温度が120℃を超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければなりません。
5. 過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整しなければなりません。過熱器用安全弁が後に作動すると、ボイラー水がなくなる恐れがあります。
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02
ボイラー本体の安全弁はボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければなりません。
2.正解です。
伝熱面積が50m2以下の蒸気ボイラーは安全弁を1個備えればよいです。
3.正解です。
水の温度が120℃を超える温水ボイラーには安全弁、120℃以下なら逃がし弁を備えなければなりません。
4.誤っています。
過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
5.正解です。
記載の通りです。過熱器用安全弁は胴の安全弁より先に作動するように調整しなければなりません。
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03
1.正しいです。
ボイラー本体の安全弁はボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付け、かつ、弁軸を鉛直にしなければなりません。
2.正しいです。
伝熱面積が50m2以下の蒸気ボイラーは安全弁を1個備えれば問題ありません。
3.正しいです。
120℃という数字は覚えておきましょう。
4.誤っています。
過熱器には過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければなりません。
5.正しいです。
記載の通り、過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整しなければなりません。
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