二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問3

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問題

二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの自動制御について、誤っているものは次のうちどれか。
  • シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御である。
  • オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとる。
  • 比例動作による制御は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御である。
  • 積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作する制御である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

比例動作による制御は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作する制御です。

1. シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御です。

2. オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとります。

3. ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとります。

5. 積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作する制御です。

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02

正答は「4」です。

設問は、ボイラの自動制御について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御です。
   例えば、Aという動作の後はB、その次はCといった順番で進められます。

 2.オンオフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとります。
   すなわち、蒸気が一定圧力以下でオン、一定圧力以上に達するとオフといった具合です。

 3.ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は、蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとります。
   オンオフ動作の「オン」の部分を高出力、低出力の2段階に分けたものです。

 4.比例動作による制御は、現在の値と目標値の偏差の大きさによって操作量を増減するように動作する制御です。
   偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように動作する制御は、微分制御といいます。

 5.積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作する制御です。

以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。

正答は「4」です。

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03

1.正解です。
シーケンス制御はあらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を順次進めていく制御です。

2.正解です。
オンオフ動作だけなので、燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態になります。

3.正解です。
ハイ・ロー・オフ動作による蒸気圧力制御は蒸気圧力の変動によって、高燃焼、低燃焼又は燃焼停止のいずれかの状態をとります。

4.誤っています。
比例動作による制御は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作する制御です。

5.正解です。
記載の通りです。積分動作による制御は、偏差の時間的積分に比例して操作量を増減するように動作する制御です。

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