二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問18
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油、防錆剤などを塗布する。
- 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥させる。
- 満水保存法は、休止期間が3か月以上の比較的長期間休止する場合に採用される。
- 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できない。
- 満水保存法では、保存剤を所定の濃度になるようにボイラーに連続注入するか又は間欠的に注入する。
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この過去問の解説 (3件)
01
満水保存法は休止期間が3か月程度の短期間休止する場合に採用されます。3か月以上の長期間休止する場合には乾燥保存法が採用されます。
1. ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油、防錆剤などを塗布します。
2. 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ、完全に乾燥させます。
4. 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できません。凍結によって、水の体積が変化し、ボイラーを破損させる恐れがあるためです。
5. 満水保存法では、保存剤を所定の濃度になるようにボイラーに連続注入するか、又は間欠的に注入します。
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02
ボイラーの燃焼側及び煙道はすすや灰を完全に除去して、防錆油、防錆剤などを塗布します。ボイラー休止中の保存状態が悪いと、腐食を生じる場合があります。
2.正解です。
記載の通りです。乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥させます。
3.誤っています。
満水保存法は、休止期間が3か月以内の比較的短期間休止する場合に採用されます。
4.正解です。
記載の通り、満水保存法は凍結のおそれがある場合には採用されません。
5.正解です。
満水保存法では保存剤を所定の濃度になるようにボイラーに連続注入するか又は間欠的に注入します。
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03
設問は、ボイラ休止中の保存法について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.ボイラを休止させるときは、ボイラの燃焼側及び煙道のすすや灰を完全に除去して、腐食を防止するために防錆油や防錆剤などを塗布します。
2.乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させて完全に乾燥させます。
3.満水保存法は、休止期間が3か月以内の短期間休止する場合に採用されます。
休止期間が3か月以上の比較的長期間にわたる場合は、乾燥保存法が採用されます。
4.満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できません。
凍結によってボイラ水が膨張し、ボイラ本体を破損させるためです。
5.満水保存法では、保存剤を所定の濃度になるようにボイラーに連続注入するか又は間欠的に注入します
以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。
正答は「3」です。
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