二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問19
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの水位検出器の点検及び整備について、誤っているものは次のうちどれか。
- フロート式では、1日に1回以上、フロート室のブローを行う。
- 電極式では、1日に1回以上、水の純度の低下による電気伝導率の上昇を防ぐため、検出筒内のブローを行う。
- 電極式では、1日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させ、水位検出器の作動を確認する。
- 電極式では、1年に2回程度、検出筒を分解し内部掃除を行うとともに、電極棒を目の細かいサンドペーパーで磨く。
- フロート式のマイクロスイッチ端子間の電気抵抗をテスターでチェックする場合、抵抗が、スイッチが閉のときはゼロで、開のときは無限大であることを確認する。
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この過去問の解説 (3件)
01
電極式では、1日に1回以上、水の純度上昇による電気伝導率の低下を防ぐため、検出筒内のブローを行います。
1. フロート式では、1日に1回以上、フロート室のブローを行います。
3. 電極式では、1日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させ、水位検出器の作動を確認します。
4. 電極式では、1年に2回程度、検出筒を分解し内部掃除を行うとともに、電極棒を目の細かいサンドペーパーで磨きます。
5. フロート式のマイクロスイッチ端子間の電気抵抗をテスターでチェックする場合、抵抗が、スイッチが閉のときはゼロで、開のときは無限大であることを確認します。
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02
設問は、ボイラの水位検出器の点検及び整備について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.フロート式では、内部に異物が付着することを防止するため、1日に1回以上、フロート室のブローを行います。
2.電極式では、1日に1回以上、水の純度の上昇による電気伝導率の低下を防ぐため、検出筒内のブローを行います。
純水は電気伝導率が低く、導電を利用している電極式では、水位を検出できなく恐れがあるためです。
3.電極式では、1日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させ、水位検出器が正常にの作動するかを確認します。
4.電極式では、1年に2回程度、検出筒を分解し内部掃除を行うとともに、電極棒を目の細かいサンドペーパーで磨きます。
検出筒内や電極棒に付着したスケールなどを除去するためです。
5.フロート式のマイクロスイッチ端子間の電気抵抗をテスターでチェックする場合は、スイッチが閉のときは電気抵抗がゼロで、開のときは無限大であることを確認します。
電気関連の技術用語になりますが、スイッチオフが「開」、スイッチオンが「閉」と呼称します。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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03
フロート式では1日に1回以上、フロート室のブローを行います。
2.誤っています。
電極式では1日に1回以上、水の純度の上昇による電気伝導率の低下を防ぐため、検出筒内のブローを行います。
3.正解です。
記載の通りです。電極式では、1日に1回以上、ボイラー水の水位を上下させ、水位検出器の作動を確認します。
4.正解です。
電極式では1年に2回程度、検出筒を分解し内部掃除を行うとともに、電極棒を目の細かいサンドペーパーで磨きます。電極棒の腐食を除き、伝導率を上げます。
5.正解です。
フロート式のマイクロスイッチ端子間の電気抵抗をテスターでチェックする場合、抵抗が、スイッチが閉のときはゼロで、開のときは無限大であることを確認します。ちなみに、デジタルテスターでの無限大は、OL(オーバーレンジ)で表されます。
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