二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問23
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー用気体燃料について、誤っているものは次のうちどれか。
- 気体燃料は、石炭や液体燃料に比べて成分中の炭素に対する水素の比率が高い。
- 都市ガスは、液体燃料に比べてCO2の排出量は多いが、NOxやSOxは排出しない。
- LPGは、都市ガスに比べて発熱量が大きい。
- 液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多い。
- 特定のエリアや工場で使用される気体燃料として、製鉄所や石油工場の副生ガスがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
都市ガスは液体燃料と比べて、CO2(二酸化炭素)の排出量は少ないです。
1. 気体燃料は、石炭や液体燃料に比べて、成分中の炭素に対する水素の比率が高いです。
3. LPGは、都市ガスに比べて発熱量が大きいです。
4. 液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多いです。
5. 特定のエリアや工場で使用される気体燃料として、製鉄所や石油工場の副生ガスがあります。
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02
気体燃料の成分元素は一般的に、CとHから成り立ちます(例/メタン:CH4 , プロパン:C3H8)。気体燃料の炭素原子は窒素成分、硫黄成分と結合してない為、炭素に対する水素の比率が高くなります。
2.誤っています。
都市ガスは液体燃料に比べてCO2の排出量が少なく、また、NOxやSOxは排出しません。
3.正解です。
記載の通りです。LPGは都市ガスに比べて発熱量が大きいです。
4.正解です。
液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多いです。
5.正解です。
特定のエリアや工場で使用される気体燃料として、製鉄所や石油工場の副生ガスがあります。
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03
設問は、ボイラ用気体燃料について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.気体燃料は、石炭や液体燃料に比べて成分中の炭素に対する水素の比率が高いです。
2.都市ガスは、液体燃料に比べてCO2の排出量は少なく、窒素分や硫黄分が含まれていないため、燃料由来のNOxやSOxを排出しません。
3.LPGは、都市ガスに比べて発熱量が大きいです。
4.液体燃料ボイラーのパイロットバーナの燃料は、LPGを使用することが多いです。
5.特定のエリアや工場で使用される気体燃料として、製鉄所や石油工場の副生ガスがあります。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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