二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問24
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーにおける石炭燃焼と比較した重油燃焼の特徴として、誤っているものは次のうちどれか。
- 少ない過剰空気で、完全燃焼させることができる。
- ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。
- 油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと、炉内ガス爆発を起こすおそれがある。
- すす及びダストの発生が多い。
- 急着火及び急停止の操作が容易である。
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この過去問の解説 (3件)
01
少ない過剰空気で、完全燃焼させることができます。少ない過剰空気で完全燃焼させることが出来る燃料順として、下記に記載します。
気体燃料>液体燃料>固体燃料
2.正解です。
ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れています。
3.正解です。
油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと、炉内ガス爆発を起こすおそれがあります。
4.誤っています。
すす及びダストの発生が少ないです。すす及びダストの発生の多い順を下記に記載します。
固体燃料>液体燃料>気体燃料
5.正解です。
記載の通り、急着火及び急停止の操作が容易です。
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02
重油燃焼は石炭燃焼と比較して、すす及びダストの発生は少ないです。
1. 少ない過剰空気で、完全燃焼させることができます。
2. ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れています。重油は石炭より燃えやすいためです。
3. 油の漏れ込み、点火操作などに注意しないと、炉内ガス爆発を起こすおそれがあります。よく換気や通風をしなければ油が気化して炉内に滞留し、点火した際に爆発が起こる可能性があります。
5. 急着火及び急停止の操作が容易です。燃えやすく消しやすいためです。
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03
設問は、ボイラにおける石炭燃焼と比較した重油燃焼の特徴について問われています。
以下に説明します。
1.重油は石炭に比べて微粒子化しやすいため、燃料の表面積が広がり、少ない過剰空気で完全燃焼させることができます。
2.重油燃焼は石炭燃焼に比べて供給量の変更が容易なため、ボイラの負荷変動に対しての応答性が優れています。
3.重油は石炭に比べて着火しやすいため、油の漏れ込みや点火操作などに注意しないと、炉内ガス爆発を起こすおそれがあります。
4.重油は石炭に比べてすす及びダストの発生が少ないです。
完全燃焼させやすく、灰分が少ないためです。
5.重油燃焼は石炭燃焼に比べて、急着火及び急停止の操作が容易です。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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