二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問6

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問題

二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの水面測定装置について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには、原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付ける。
  • ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さになるように取り付ける。
  • 丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられる。
  • 平形透視式水面計は、ガラスの前面から見ると水部は黒色に見え、蒸気部は白色に光って見える。
  • 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

ガラスの前面から見ると水部は黒色に見え、蒸気部は白色に光って見えるのは、平形反射式水面計です。

1 貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには、原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付けます。2個の水面計で異なる水位となるような異常を発見するためです。

2 ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さになるように取り付けます。

3 丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられます。丸形ガラス水面計はガラスでできているため高圧力に耐えることができません。

5 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見えます。

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02

正答は「4」です。

設問は、ボイラーの水面測定装置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ボイラー構造規格第69条第1項では、貫流ボイラを除く蒸気ボイラには、原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付けることが定められています。

 2.ボイラー構造規格第69条第2項では、ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラの安全低水面と同じ高さになるように取り付けることが定められています。

 3.丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラなどに用いられます。

 4.平形透視式水面計は、ガラスの前面から見るとボイラ水が透明な場合は蒸気部も水部も透けて見えますが、境目がわかります。
   ガラスの前面から見ると水部は黒色に見え、蒸気部は白色に光って見えるのは、平型反射式水面計の特徴です。

 5.二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色(メーカーによっては青色)に見えるように工夫されています。

以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。

正答は「4」です。

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03

1.正解です。
貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付けます。

2.正解です。
記載の通り、ガラス水面計は可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さになるように取り付けます。

3.正解です。
丸形ガラス水面計は主として、最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられます。

4.誤っています。
平形反射式水面計はガラスの前面から見ると水部は黒色に見え、蒸気部は白色に光って見えます。

5.正解です。
二色水面計は光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見えます。特に色の部分は覚えておきましょう。

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