二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問8
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与える。
- 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられる。
- ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。
- 渦流ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられる。
- ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 4 です。
低圧ボイラーに用いられるのは、羽根車の周辺に案内羽のない遠心ポンプの渦巻ポンプです。
渦流ポンプは円周流ポンプとも呼ばれ、小容量ボイラーに用いられます。
1 ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与えます。
2 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられます。
3 ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられます。
5 ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。
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02
設問は、ボイラの給水系統装置について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.ボイラに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心力を加えることにより、水に圧力及び速度エネルギーを与えます。
2.渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般的に低圧ボイラに用いられます。
3.ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧ボイラには多段ディフューザポンプが用いられます。
4.渦流ポンプは、羽根車に溝を切ってある遠心ポンプで、高揚程を得られますが水量が少ないため、小容量ボイラに用いられます。
5.ボイラ又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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03
ボイラーに給水する遠心ポンプは多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与えます。
2.正解です。
記載の通りです。渦巻ポンプは羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられます。高圧のボイラーに用いられるのは、ディフューザポンプになります。
3.正解です。
ディフューザポンプは羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられます。
4.誤っています。
渦流ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、小容量のボイラーに用いられます。
5.正解です。
ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。給水逆止め弁はボイラー水の逆流を防止します。
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