二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問22

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問題

二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

燃料の分析及び性質について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には成分分析が、気体燃料には元素分析が用いられる。
  • 燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を、着火温度という。
  • 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいう。
  • 低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいう。
  • 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析、気体燃料には成分分析が用いられます。

2 燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を、着火温度(発火点)といいます。

3 発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいいます。

4 低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいいます。

5 高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まります。

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02

正答は「1」です。

設問は、燃料の分析及び性質について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられます。
   液体及び固体燃料の成分は組成が複雑なために成分を分析することは困難ですが、気体燃料は組成が単純なため、成分の分析が可能です。

 2.燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を、着火温度または発火点といいます。

 3.発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいいます。
   発熱量には低発熱量と高発熱量の2種類があります。

 4.低発熱量は、高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいいます。

 5.高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まります。
   高発熱量は、総発熱量とも言います。

以上の説明により、選択肢1が誤っていることがわかります。

正答は「1」です。

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03

1.誤っています。
組成を示す場合、通常、液体燃料及び固体燃料には元素分析が、気体燃料には成分分析が用いられます。解説と逆になります。

2.正解です。
燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を、着火温度といいます。着火温度は燃料によって異なります。

3.正解です。
記載の通り、発熱量とは燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいいます。

4.正解です。
低発熱量は高発熱量から水蒸気の潜熱を差し引いた発熱量で、真発熱量ともいいます。覚えておきましょう。

5.正解です。
記載の通りです。高発熱量と低発熱量の差は、燃料に含まれる水素及び水分の割合によって決まります。

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