二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問12

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問題

二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーのばね安全弁に蒸気漏れが生じる原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着している。
  • 弁体と弁座のすり合わせが悪くなっている。
  • 弁体と弁座の中心がずれて、当たり面の接触圧力が不均ーになっている。
  • ばねが腐食して、弁体を押し下げる力が弱くなっている。
  • 蒸気による熱膨張などにより、弁体円筒部と弁体ガイド部が密着している。

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この過去問の解説 (3件)

01

蒸気漏れ原因として、下記のようなことがあります。

・弁体と弁座のすり合わせが悪くなっている

・弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着している

・弁体と弁座の中心がずれて、当たり面の接触圧力が不均ーになっている

・弁を押し下げるバネが腐食している

選択肢5. 蒸気による熱膨張などにより、弁体円筒部と弁体ガイド部が密着している。

誤っています。

弁体円筒部と弁体ガイド部が密着しているということは、作動していないことになります。

ですから、蒸気漏れとは関係ありません。

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02

1.正しいです。
弁体と弁座の間にごみなどの異物が付着していると、隙間から蒸気漏れが生じます。

2.正しいです。
弁体と弁座のすり合わせが悪いと、隙間から蒸気漏れが生じます。

3.正しいです。
接触圧力が不均ーになると、隙間から蒸気漏れが生じます。

4.正しいです。
弁体を押し下げる力が弱くなると、塞ぎが弱いので隙間から蒸気漏れが生じます。

5.誤っています。
弁体円筒部と弁体ガイド部が密着しているということは、作動していないことになります。つまり、蒸気が漏れることはありません。

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03

正答は「5」です。

設問は、ボイラーのばね安全弁に蒸気漏れが生じる原因となる事項について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着していると、そこから隙間ができるため、蒸気漏れが生じます。

 2.弁体と弁座のすり合わせが悪くなっていると、そこから隙間ができるため、蒸気漏れが生じます。

 3.弁体と弁座の中心がずれて、当たり面の接触圧力が不均ーになっていると、圧力が弱いところから蒸気漏れが生じます。

 4.ばねが腐食して、弁体を押し下げる力が弱くなっていると、蒸気圧力に押されて弁に隙間ができるため、蒸気漏れが生じます。

 5.蒸気による熱膨張などにより、弁体円筒部と弁体ガイド部が密着していると、蒸気が漏れる隙間がなくなるため、蒸気漏れは起きません。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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