二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問13
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの水面測定装置の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行う。
- 水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にする。
- 水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、誤操作を防ぐため全開にして、ハンドルを取り外しておく。
- 水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がり勾配となる配管にする。
- 水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
機能試験を行う条件として、キャリオーバが生じたときや、ボイラーの取り扱い担当者が交替したとき等があります。
2.正解です。
水面計のコックを開くときはハンドルを管軸に対し直角方向になります。
3.正解です。
記載の通りになります。
4.誤っています。
水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって上り勾配にします。下り勾配だと、連絡管の途中にスラッジがたまりやすくなります。
5.正解です。
水側連絡管のスラッジを排出する為、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行います。
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02
設問は、ボイラの水面測定装置の取扱いについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行います。
圧力がないと、水面計の中の水を排出できないので、機能試験ができません。
2.水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸に対し直角方向にします。
水面計のコックは直角方向で開となります。
3.水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、誤操作を防ぐため全開にして、ハンドルを取り外しておきます。
整備以外触ることがない弁ですので、誤操作防止のためハンドルを取り外します。
4.水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって上がり勾配となる配管にします。
下がり勾配としてしまうと、スラッジが堆積して水面計の機能を損ねる可能性があります。
5.水側連絡管のスラッジを排出するため、水柱管下部の吹出し管により毎日1回吹出しを行います。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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03
記載の通りです。水面計に誤差が生じます。
2.正しいです。
水コック、蒸気コック、ドレンコック全てハンドルを管軸に対し直角方向にすると全開になる仕組みです。
3.正しいです。
誤操作でハンドルを全閉すると、水面計が機能しません。
4.誤っています。
水柱管に向かって上り勾配となります。下り勾配だと、スラッジ等が配管につまり、水面計が機能しません。
5.正しいです。
スラッジが溜まると、配管の破損に繋がるからです。
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