二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問20

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問題

二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの清缶剤のうち、りん酸ナトリウムを用いる主な目的は、次のうちどれか。
  • ボイラー内に生じた沈殿物の結晶の成長を防止する。
  • ボイラー補給水中の懸濁物を溶解させる。
  • ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変える。
  • ボイラー水中の酸素を除去する。
  • ボイラー水中のpHをアルカリ性に調整する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
リン酸ナトリウムを使用する理由は、ボイラー水中の硬度成分をスラッジに変えてスケールの付着を防ぐことです。また、ボイラー腐食も防いでくれます。

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02

正答は「3」です。

設問は、ボイラの清缶剤のうち、リン酸ナトリウムを用いる主な目的について問われています。

以下に、説明します。

 リン酸ナトリウムは、ボイラ補給水中に含まれるカルシウム及びマグネシウムを、水に溶けにくい物質に化合物に変える軟化剤として使用されています。

 その他、清缶剤にはpH調整剤として炭酸ナトリウムなどのアルカリ性の物質や、脱酸素剤として亜硫酸ナトリウムなどの還元性物質、スラッジの結晶化防止のためにリグニンなどの天然高分子化合物が含まれています。

以上の説明により、選択肢3が正しいことがわかります。

正答は「3」です。

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03

正解は3.になります。

リン酸ナトリウムは軟化剤として使用され、ボイラー水中の硬度成分をスラッジに変えます。

設問の1.2の用途では使用されません。
また、pH調整及び酸素消費量の調整には使用されますが、主な用途では使用されません。

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