二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問4

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用している。
  • 差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
  • 面積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
  • 二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見える。
  • U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示す。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。
ブルドン管圧力計は、水を入れたサイホン管を用いて胴、蒸気ドラムに取り付けます。

2.正解です。
記載の通りです。

3.誤っています。
だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用しているのは、容積式流量計になります。
面積式流量計は、テーパ管の中に液体が流れるとテーパ管内にあるフロートが上下運動することを利用した測定方法です。

4.正解です。
二色水面計は光線の屈折率の差を利用したものです。

5.正解です。
U字管式通風計は計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示します。

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02

正答は「3」です。

設問は、ボイラーに使用する計測器について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がる力を利用し、指針を動かしています。

 2.差圧式流量計は、流体が流れている管の中にオリフィスやレデューサなどの絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用して、流量を測定しています。

 3.容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用しています。
   面積式流量計は、透明な管に入っているフロートが、流量に比例して浮き上がることを利用しています。

 4.二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色に見えます。
   メーカーによっては、水部が青く見えるようにしたものがあります。

 5.U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱(mmH2O)で示します。

以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。

正答は「3」です。

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03

1.正しいです。
ブルドン管圧力計は断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が加わると、圧力の大きさに応じて円弧が広がることを利用しています。

2.正しいです。
記載の通りになります。

3.誤っています。
だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせて回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用しているのは、容積式流量計です。覚えておきましょう。

4.正しいです。
二色水面計の蒸気部は赤色、水部は緑色に見えます。

5.正しいです。
U字管式通風計は空気又はガスの圧力と大気圧との差圧を水柱で示します。

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