二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問5
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問題
二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーに空気予熱器を設置した場合の利点に該当しないものは次のうちどれか。
- ボイラー効率が上昇する。
- 燃焼状態が良好になる。
- 炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。
- 水分の多い低品位燃料の燃焼効率が上昇する。
- 通風抵抗が増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
空気予熱器のメリットは下記の通りです。
・燃焼状態が良くなる。
・水分の多い低品位燃料の燃焼を手助けしてくれる。
・炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。
5.の通風抵抗が増加するはメリットではなくデメリットになります。
他のはメリットに属すので、正解になります。
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02
設問は、ボイラに空気予熱器を設置した場合の利点について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.空気予熱器を設置すると、燃焼ガスの廃熱を供給空気と熱交換することによって、ボイラへの供給熱量が増加するため、ボイラ効率が上昇します。
2.供給空気が暖められるため、燃料が着火しやすくなることによって、燃焼状態が良好になります。
3.供給空気が暖められるため、炉内の供給熱量が増加し、結果的に炉内伝熱管の熱吸収量が多くなります。
4.供給空気が暖められて、水分の多い低品位燃料は乾燥が進むため、燃焼効率が上昇します。
5.空気予熱器を設置すると、通風抵抗が増加しますが、利点ではありません。
設問は、誤っているものについてではなく、利点ではない選択肢を選ぶことになっています。
注意しましょう。
以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。
正答は「5」です。
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03
1.正しいです。
ボイラー効率は上昇します。
2.正しいです。
空気予熱器は排ガスを有効利用するために使用される附属品なので、燃焼状態は良好になります。
3.正しいです。
記載の通り、炉内伝熱管の熱吸収量が多くなります。
4.正しいです。
燃焼効率が良くなるので、水分の多い低品位燃料の燃焼効率も上昇します。
5.誤っています。
通風抵抗は増加しますが、利点ではなくデメリットです。
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