二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問6

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与える。
  • 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラーに用いられる。
  • ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラーには多段ディフューザポンプが用いられる。
  • 渦流ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられる。
  • ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は「4」です。

設問は、ボイラの給水系統装置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ボイラに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心力による作用によって、水に圧力及び速度エネルギーを与えます。

 2.渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、一般に低圧のボイラに用いられます。

 3.ディフューザポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、高圧のボイラには多段ディフューザポンプが用いられます。

 4.渦流ポンプは、ケーシング内の羽根を高速回転させることよって渦流を起こし、液体を吸上げ、押上げする形式のポンプで、円周流ポンプとも呼ばれます。
   吐出容量が少ないため、小容量のボイラに用いられます。

 5.ボイラ又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。

以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。

正答は「4」です。

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02

1.正解です。
ボイラーに給水する遠心ポンプは多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与える仕組みとなっています。

2.正解です。
渦巻ポンプは低圧のボイラーに多く用いられます。

3.正解です。
ディフューザポンプは高圧のボイラーに適しています。

4.誤っています。
渦流ポンプは小容量のボイラーに適しており、小さい駆動動力で高い揚程が得られます。

5.正解です。
ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。

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03

1.正しいです。
記載の通り、遠心ポンプは遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与えます。

2.正しいです。
渦巻ポンプは案内羽根のない遠心ポンプで低圧用ボイラーです。

3.正しいです。
ディフューザポンプは案内羽根をもつ遠心ポンプで高圧用ボイラーです。

4.誤っています。
渦流ポンプは小容量のボイラーに用いられます。

5.正しいです。
記載の通りになります。

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