二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
関係法令 問33

正解は　3　です。

ボイラー検査証の有効期間をこえて使用を休止したボイラーを再び使用しようとするときは使用再開検査を受けなければなりません。

有効期間内の場合は使用再開検査を受ける必要はありません。

1.　ボイラーを輸入したときは使用検査を受けなければなりません。

2.　ボイラー検査証の有効期間を更新しようとするときは性能検査を受けなければなりません。

4.　使用を廃止したボイラーを再び設置しようとするときは使用検査を受けなければなりません。

5.　構造検査を受けた後、1年以上設置されなかったボイラーを設置しようとするときは使用検査を受けなければなりません。

1.誤っています。
ボイラーを輸入したときは、使用検査を受けなければなりません。

2.誤っています。
ボイラー検査証の有効期間を更新しようとするときは性能検査を受けなければなりません。

3.正解です。
ボイラー検査証の有効期間をこえて使用を休止したボイラーを再び使用しようとするときに、使用再開検査が必要になります。

4.誤っています。
使用を廃止したボイラーを再び設置しようとするときは、使用検査を受けなければなりません。

5.誤っています。
構造検査を受けた後、1年以上設置されなかったボイラーを設置しようとするときは、使用検査を受けなければなりません。

正答は「３」です。

設問は法令上、ボイラ（ 小型ボイラを除く。 ）の使用再開検査を受けなければならない場合について問われています。

以下に、説明します。

　使用再開検査については、ボイラー及び圧力容器安全規則第46条に記載されております。
　その内容は、
　「使用を休止（ボイラー検査証の有効期間を超過して休止させること）したボイラを再び使用しようとする者は、そのボイラについて使用再開検査を受けなければならない。」
　となっており、選択肢３が正しいことがわかります。

　他の選択肢は、選択肢１，４，５はボイラー及び圧力容器安全規則第12条の使用検査、選択肢２は同規則第38条の性能検査を行うことになります。

　「使用検査」と「使用再開検査」は名前こそ似ておりますが、内容が違っておりますので注意が必要です。

正答は「３」です。