二級ボイラー技士の過去問
平成30年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問30

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの燃料の燃焼により発生する大気汚染物質について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 排ガス中のSOXは、大部分がSO2である。
  • 排ガス中のNOXは、大部分がNOである。
  • フューエルNOXは、燃焼に使用された空気中の窒素が酸素と反応して生じる。
  • 燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すすとダストがある。
  • すすは、燃料の燃焼により分解した炭素が遊離炭素として残存したものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。
他にも、量は少ないですが、SO3も排ガス中に含まれています。

2.正解です。
他にも、量は少ないですが、NO2も排ガス中に含まれています。

3.誤っています。
フューエルNOXは燃料に含まれる窒素化合物が酸化されて生成されることです。
サーマルNOXが燃焼に使用された空気中の窒素が酸素と反応して生じることです。

4.正解です。
燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すすとダストがあります。

5.正解です。
記載の通りです。

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02

正答は「3」です。

設問は、ボイラの燃料の燃焼により発生する大気汚染物質について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.排ガス中のSOxは、大部分がSO2です。

 2.排ガス中のNOxは、大部分がNOです。
   NO2は、酸素(O2)の存在下で太陽光があると、NOと酸素が結合することで生じます。

 3.フューエルNOxは、燃料中に含まれる窒素分が燃焼によって酸素と反応することで生じます。
   サーマルNOxは、燃焼に使用された空気中の窒素が酸素と反応することで生じます。
   サーマルNOxは高温・高圧の状況下で生じやすくなります。

 4.燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すすとダストがあります。

 5.すすは、燃焼熱によって燃料が分解して炭素が析出し、その炭素が遊離炭素として残存したものです。

以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。

正答は「3」です。

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03

フューエルNOxは燃料中のN分に起因します。
また、サーマルNOxは空気中の窒素に起因します。

そのほかの選択肢は正しいので覚えておきましょう。

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