二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問9

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

鋳鉄製蒸気ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
  • 各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にニップルをはめて結合し、外部のボルトで締め付けて組み立てられている。
  • 蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法が用いられている。
  • 暖房用ボイラーでは、給水管は、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
  • 鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いが腐食には強い。
  • 加圧燃焼方式を採用して、ボイラー効率を高めたものがある。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

鋳鉄製ボイラーでは、復水を循環使用することを原則として、返り管を備えているので、給水管はこの返り管に取り付けられます。

そのほかの選択肢は正しいので覚えておきましょう。

参考になった数54

02

1.正解です。
記載の通り、各セクションは蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にニップルをはめて結合し、外部のボルトで締め付けて組み立てられています。

2.正解です。
返り管の取り付け位置は、安全低水面以下150mm以内の高さになります。

3.誤っています。
暖房用ボイラーでは、返り管は、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付けます。

4.正解です。
鋳鉄製蒸気ボイラーは鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いが腐食には強いです。

5.正解です。
記載の通りです。

参考になった数36

03

正解は「3」です。

鋳鉄製蒸気ボイラーに関する問題です。

1.正しいです。

鋳鉄製蒸気ボイラーはセクションごとに分割可能な構造なため,狭隘な箇所での施工も容易となっています。組み立てについては,記述の通りです。

2.正しいです。

万が一,返り管が空となった場合でも,ボイラー内が安全低水面以下とならないよう,ハートフォード式連結法を用いて、返り管に取付けます。

3.誤りです。(誤:ボイラー本体の安全低水面の位置正:返り管

ボイラー本体が安全低水面以下となった場合でも,返り管が空とならないように,給水配管は返り管に取付けられます。

4.正しいです。

鋳鉄は錆等の腐食に強いですが,鋼製に比べ強度が弱くなります。そのため,低圧ボイラーに適しています。

5.正しいです。

加圧燃焼方式とは,炉内に送り込まれる空気の圧力を高めておく方式で,燃焼効率が向上します。

参考になった数27