二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問15
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問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの水管理について、誤っているものは次のうちどれか。
- 水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。
- 常温(25°C)でpHが7未満はアルカリ性、7は中性である。
- 酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものである。
- 酸消費量には、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)がある。
- 全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算し、試料1リットル中のmg数で表す。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.誤っています。常温(25°C)でpHが7未満は酸性、7は中性です。アルカリ性はpHが7を超えます。
3.正解です。酸性物には[H+]という陽イオンが含まれており、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩は全て陰イオンなので、陽イオン[H+]と反応します。その為、酸の量が減少します。
4.正解です。酸消費量には、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)の2通りがあります。
5.正解です。水の硬度には、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれています。
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02
pHは[H+]と[OH-]の濃度で決まります。
2.誤っています。
pHが7未満は酸性になります。
3.正しいです。
記載の通りになります。
4.正しいです。
酸消費量には酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)があります。覚えておきましょう。
5.正しいです。
硬度成分とは、カルシウムイオンとマグネシウムイオンのことを表します。
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03
設問は、ボイラの水管理について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンのどちらが多いかによって定まります。
2.常温(25°C)でpHが7未満は酸性、7は中性、7を超えるとアルカリ性です。
3.酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものです。
測定では酸を使い、測定に用いる酸の量によって求められるので「酸消費量」といいます。
以前は「アルカリ度」と呼ばれていました。
4.酸消費量には、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)があります。
以前はpH指示薬で終点を見極めていたので、その名残です。
pH4.8はメチルオレンジの変化点、pH8.3はフェノールフタレインの変化点です。
5.全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算します。
単位はミリグラム毎リットル(mg/L)です。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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