二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問30
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問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
- 多翼形ファンは、小形で軽量であるが効率が低いため、大きな動力を必要とする。
- 後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8〜24枚の後向きの羽根を設けたものである。
- 後向き形ファンは、形状は大きいが効率が低いため、高温・高圧のものに用いられるが、大容量のものには用いられない。
- ラジアル形ファンは、強度が強く、摩耗や腐食にも強い。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.正解です。多翼形ファンの特徴として、小型、軽量の為、安価で手に入ります。
3.正解です。後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8〜24枚の後向きの羽根を設けたものです。ターボ形とも言われています。
4.誤っています。後向き形ファンは、形状は大きく効率が高いため、高温・高圧、大容量のものに用いられます。
5.正解です。記載通りです。
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02
ボイラの人工通風に用いられるファンの主な形式と特徴は以下のとおりです。
・多翼型ファン(シロッコファン)
①羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けています。
②得られる風圧は0.15〜2kPaです。
③小形で軽量でありますが、効率が低いために比較的大きな動力を必要とします。
・後向き型ファン(ターボ形ファン)
①羽根車の主板及び側板の間に8~24枚の後向きの羽根を設けています。
②高温、高圧及び大容量のボイラーに適します。
③風圧が高く、効率もいいのですが、騒音が大きいです。
・ラジアル形ファン(プレート形ファン)
①強度が強く、摩耗や腐食にも強いです。
②羽根車の清掃や交換も比較的容易です。
選択肢4は上の説明と反対の説明をしているため、誤りだとわかります。
正答は「4」です。
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03
多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。多翼形ファンは小型で軽量、また、安価です。
2.正しいです。
記載のとおりです。多翼形ファンより効率が高いのは後向き形ファンやラジアル形ファンです。
3.正しいです。
記載の通りなので、覚えておきましょう。
4.誤っています。
後向き形ファンは、大容量のものにも用いられます。
5.正しいです。
ラジアル形ファンは、強度が強く、摩耗や腐食にも強いです。
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