二級ボイラー技士の過去問 令和2年4月公表 関係法令 問34

正解は、３　です。

以下、法令で決められたボイラー取扱作業主任者の職務です。
①圧力、水位及び燃焼状態を監視する事。
②急激な負荷変動を与えないように努める事。
③最高使用圧力を超えて圧力を上昇させない事。
④安全弁の機能の保持に務める事。
⑤1日に1回以上、水面測定装置の機能を点検する事。
⑥適宜、吹き出しを行い、ボイラー水の濃縮を防ぐ事。
⑦給水装置の機能の保持に努める事
⑧低水位燃焼遮断装置、火炎検知装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整する事。
⑨ボイラーについて異常を認めた時は、直ちに必要な措置を講ずる事
⑩排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取り扱い中における異常の有無を記録する事。

正答は「３」です。

設問は、法令で定められたボイラー取扱作業主任者の職務について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

　１．ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第6号に「適宜、吹出しを行ない、ボイラー水の濃縮を防ぐこと。」と記載されています。

　２．ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第8号に「低水位しや断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。」と記載されています。

　３．ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第5号に「1日に1回以上、水面測定装置の機能を点検すること。」と記載されています。

　４．ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第3号に「最高使用圧力をこえて圧力を上昇させないこと。」と記載されています。

　５．ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第7号に「給水装置の機能の保持に努めること。」と記載されています。

以上の説明により、選択肢３が誤っていることがわかります。

正答は「３」です。

正解は「３」です。

水面測定装置の機能の点検は、毎日１回以上行わなければなりません。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第二十五条に、ボイラー取扱作業主任者の職務が10項目決められています。

１．圧力、水位および燃焼状態を監視すること

２．急激な負荷の変動を与えないように努めること

３．最高使用圧力を超えて圧力を上昇させないこと

４．安全弁の機能の保持に努めること

５．１日に１回以上水面測定装置の機能の点検をすること

６．適宜、吹出しを行い、ボイラー水の濃縮を防ぐこと

７．給水装置の機能の保持に努めること

８．低水位燃焼遮断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置の点検と調整を行うこと

９．ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講じること

10．排出されるばい煙の測定濃度およびボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること

この手の問題は、実際に出されると非常に悩みます。私も実際の試験で出され、「吹出しなんて書いてあったかな～」「ばい煙濃度の記録は書いてあったような気がする」と非常に悩んだ記憶があります。その試験のときは、一日１回以上の「水面測定装置」の点検のところが、選択肢では「水処理装置」（誤り）と書かれていました。簡単な引っかけだったのですが、全然見えませんでしたね。不正解でした。皆様はしっかり憶えましょう。

１．正しいです。

２．正しいです。

３．誤りです。

４．正しいです。

５．正しいです。