二級ボイラー技士の過去問
令和2年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問17
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問題
二級ボイラー技士試験 令和2年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの内面清掃の目的に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A すすの付着による水管などの腐食を防止する。
B スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
C スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
D 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
A すすの付着による水管などの腐食を防止する。
B スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
C スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
D 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
- A、B、C
- A、C
- A、D
- B、C、D
- B、D
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この過去問の解説 (3件)
01
設問は、ボイラの内面清掃の目的について問われています。
以下に、項目ごとに説明します。
A.すすの付着による効率低下を防止するために行う清掃は、外面清掃です。
また、すすは水管などの腐食する原因にはなりません。
B.内面清掃には、スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する効果があります。
C.内面清掃には、スケールやスラッジによるボイラ効率の低下を防止する効果があります。
D.内面清掃には、穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する効果があります。
以上の説明により、項目B、C、Dが正しいことがわかり、選択肢4が適切であることがわかります。
正答は「4」です。
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02
正解は4です。
内面清掃とは配管内部(水と接している側)の清掃のことを指します。
一方、配管外部(燃焼ガスと接している側)の清掃のことを外面清掃と呼びます。
A. 誤り。すすが付着するのは配管外部ですので、内面清掃とは関係ありません。
B. 正しい。配管内部にスケールやスラッジが付着している場合、その付着された部分は水で十分冷やすことができないまま、燃焼ガスにさらされてしまうため、過熱の原因となります。
C. 正しい。配管内部にスケールやスラッジが付着している場合、燃焼ガスから水への伝熱が妨げられてしまうため、ボイラー効率の低下につながります。
D. 正しい。穴や管の閉塞は、装置の機能障害を引き起こします。
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03
正解は「4」です。
内面清掃に関する問題です。
A.誤りです。
すすが付着よるのは外面になります。
B.正しいです。
給水が濃縮されスケールやスラッジが発生し,過熱の原因になりますので,内面清掃でスケールやスラッジ除去します。
C.正しいです。
給水が濃縮されスケールやスラッジが発生し,ボイラー効率の低下させますので,内面清掃でスケールやスラッジ除去します。
D.正しいです。
給水が濃縮されスケールやスラッジが発生し,穴や管の閉塞により安全装置,自動制御装置などの機能障害を起こす恐れがあるので,内面清掃でスケールやスラッジを除去します。
よって,B・C・Dが正しいため正解は「4」になります。
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