二級ボイラー技士の過去問
令和2年10月公表
関係法令 問35

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問題

二級ボイラー技士試験 令和2年10月公表 関係法令 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の(   )内に入れるAからCまでの語句又は数値の組合せとして、法令上、正しいものは次のうちどれか。

「鋼製蒸気ボイラー(小型ボイラーを除く。)の圧力計の目盛盤の最大指度は、( A )の( B )倍以上( C )倍以下の圧力を示す指度としなければならない。」
  • A:最高使用圧力  B:1.2  C:2
  • A:常用圧力    B:1.2  C:2
  • A:最高使用圧力  B:1.2  C:3
  • A:常用圧力    B:1.5  C:3
  • A:最高使用圧力  B:1.5  C:3

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は「5」です。

設問は、蒸気ボイラの圧力計について問われています。

以下に、説明します。

 蒸気ボイラの圧力計については、ボイラー構造規格第66条に記載されています。

 同規格第66条第4号に、
 「圧力計の目盛盤の最大指度は、最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す指度とすること。」
 との記載があります。

以上の説明により、A欄には「最高使用圧力」、B欄は「1.5」、C欄には「3」が入るため、選択肢5が適切であることがわかります。

正答は「5」です。

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02

正解は、5 です。

蒸気ボイラーに取り付ける圧力計に関する問題です。

ボイラーに取り付ける圧力計には、取り付け位置、取り付け方法、目盛盤に関する決まりがあります。

圧力計の最大指度は、最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す指度としなければならないとされています。

例えば、最大使用圧力2Mpaのボイラーでは、取り付ける圧力計の最大指度が3.5~6Mpaの目盛りの圧力計を取付けなければならないという事です。

(仮に最高使用圧力を示すことがあっても、余裕を持って見やすい位置で圧力を確認できる様にするためだと思われます。)

因みに、最高使用圧力の定義は、そのボイラー等の構造上安全に使用することのできる最高の圧力を指します。

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03

正解は「5」です。

圧力計の指針に関する問題です。

ボイラー構造規格 第六十六条 圧力計

蒸気ボイラーの蒸気部、水柱管又は水柱管に至る蒸気側連絡管には、次の各号に定めるところにより、圧力計を取り付けなければならない。

①蒸気が直接圧力計に入らないようにすること

②コック又は弁の開閉状況を容易に知ることができること。

③圧力計への連絡管は、容易に閉そくしない構造であること。

④圧力計の目盛盤の最大指度は、最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す指度とすること。

⑤圧力計の目盛盤の径は、目盛りを確実に確認できるものであること。

よって、

「鋼製蒸気ボイラー(小型ボイラーを除く。)の圧力計の目盛盤の最大指度は、(A.最高使用圧力)(B.1.5)倍以上(C.3)倍以下の圧力を示す指度としなければならない。」

となります。

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