二級ボイラー技士の過去問
令和3年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問8

正しい記載です。

ボイラーの給水装置は、大まかに『遠心ポンプ』『渦（か）流ポンプ』『往復ポンプ』に分類されます。

問題文は、遠心ポンプの説明となります。

正しい記載です。

遠心ポンプは、「ディフューザポンプ」と「渦巻きポンプ」に分類されます 。

ディフューザポンプの特徴は、ケーシングに案内羽根があることです。

そして、段数を重ねることにより高圧にできるので、高圧ボイラーに使用されます。

また、渦巻きポンプは、案内羽根が無く、一般に低圧ボイラーに使用されます。

正しい記載です。

渦（か）流ポンプは、小さい吐出流量で高い揚程が得られます。

誤った記載です。

給水弁と給水逆止弁は、給水ポンプと蒸気ドラムの間にあります。

問題文は、給水弁と給水逆止弁の取り付位置が　逆　です。

給水弁は、 ボイラーに近い側に取り付けます。逆止弁は、ポンプに近い側に取り付けます。

理由は、逆止弁が故障した場合にボイラーに蒸気を残したまま給水弁を閉止して、修理できるようにする為です。

正しい記載です。

給水管は、蒸気ドラム内に水を給水する部分で、問題文の説明の通りです。

蒸気ドラムの安全低水面より少し下に取り付けられます。

正しい。ポンプとは、機械仕事により、流体に圧力及び速度を与える機械です。

正しい。遠心ポンプは、案内羽根を有するディフューザポンプと、有しない渦巻ポンプに分類されます。

高圧ボイラーではディフューザポンプ、低圧ボイラーでは渦巻ポンプが使用されることが多いです。

正しい。渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられます。

誤り。ボイラーに近い側に給水弁を取り付けます。給水逆止め弁が故障した時に、給水弁を閉にすることで給水逆止め弁の交換や修理が可能です。

正しい。給水内管は胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付けます。

上方に取り付けると、高温蒸気に低温の水が接触し、蒸気が冷えてしまうためです。

正しいです。

遠心ポンプは，多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ，遠心作用により水に圧力および速度エネルギーを与えるものです。

正しいです。

遠心ポンプは，案内羽根を有するディフューザポンプと有しない渦巻ポンプに分類されています。

ディフューザーポンプは案内羽根により効率よく給水の圧力を高める事ができるため，高圧ボイラーに使用されています。

正しいです。

渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられます。

誤りです。（ボイラーに近い側に～ 誤：逆止め弁➡正：給水弁）

逆止め弁の故障時にボイラー側の給水弁を閉止する事で，ボイラー内の圧力を維持した状態で，逆止め弁の点検および取替えが可能なため，ボイラー側に給水弁を取付けます。

正しいです。

給水内管を安全低水面より下方に設置することで，ドラムの空だきを防止します。