二級ボイラー技士の過去問
令和3年4月公表
関係法令 問32

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問題

二級ボイラー技士試験 令和3年4月公表 関係法令 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の(   )内に入れるA及びBの数値の組合せとして、法令に定められているものは次のうちどれか。

「鋳鉄製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)で圧力が( A )MPaを超えるものには、温水温度が( B )℃を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。」
  • A:0.1  B:100
  • A:0.1  B:120
  • A:0.3  B:100
  • A:0.3  B:120
  • A:0.5  B:120

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は, 4 です。

鋳鉄製 温水ボイラーの温水温度自動制御装置に関する問題です。

◆ボイラー構造規格 第九十八条 温水温度自動制御装置により、以下の通り定められています。

・温水ボイラーで圧力が 0.3Mpa を超えるものには,温水温度が 120℃ を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。

さらに以下に該当するボイラーは,鋳鉄製としてはいけませんので合わせて覚えておきましょう。

◆ボイラー構造規格 第八十八条 鋳鉄製ボイラーの制限

圧力0.1Mpaを超えて使用する蒸気ボイラー

圧力0.5Mpaを超える温水ボイラー

温水温度120℃を超える温水ボイラー

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02

正解は、4です。

鋳鉄製温水ボイラーにつける付属品(温水温度自動制御装置)の問題です。

そもそも鋳鉄ボイラーは、温水ボイラーとしては、最高使用圧力0.5MPa以下で、かつ、温水温度は120℃以下という大前提があります。

大気圧(約0.1MPa)では、水は100℃程にしかなりませんが、0.3MPaくらい圧力がかかると120℃を超えることもあります。

その規模のボイラーだと制限温度(120℃)を超えてしまうかもしれないから自動制御装置をつけてくださいというルールです。

鋳鉄製温水ボイラーを作るときには、

0.5MPa以下にしなければならない事と、

0.3MPaを超えるものには温水温度自動制御装置を付けなければならない事とを、

混同しないことがポイントです。

参考になった数14

03

正解は、 4 です。

鋳鉄製ボイラーは、その材料の性質上、耐圧強さが弱く、脆いので製造に関して圧力や温度の規定があります。

基本的に次の条件に該当するボイラーは、鋳鉄製とすることはできません。

・圧力0.1Mpaを超えて使用する蒸気ボイラー。

・圧力0.5MPaを超える温水ボイラー。

(圧力0.3MPaを超えるものに対しては、温度が120℃を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。)

・温水温度120°を超える温水ボイラー。

よって、正解は、4になります。

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