二級ボイラー技士の過去問
令和3年4月公表
関係法令 問31

正解は、５です。

ボイラーの「落成検査」に関する問題です。

「落成」とは「工事が完成して建築物などが出来上がること」ですから、落成検査とはボイラーの設置工事が終わった後に受ける検査のことです。

検査事項は次のとおりです。

① ボイラー

② ボイラー室

③ ボイラー及びその配管の配置状況

④ ボイラーの据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造

自動制御装置や通風装置といったボイラーの附属装置ではなく、ボイラーの基礎部分に対する検査になります。

選択肢にある他の検査の説明は次のとおりです。

「使用検査」

輸入ボイラー、一年以上未設置ボイラー、廃止したものを再設置したボイラーにたいする検査です。

言ってみれば、ちょっと怪しいボイラーを本当に使用できるか確認する検査です。

＊「廃止した」ボイラーの再設置の場合は、「使用検査」ですが、「休止した」ボイラーの場合は、「使用再開検査」という別の検査になりますので、注意して下さい。

「性能検査」

ボイラー検査証（有効期間：原則1年）の更新時に受ける検査です。

検査証が交付されてしばらく経っても、性能が落ちていないか確認する検査です。

正解は、　5　です。

落成検査についての記述です。

ボイラーの設置後、所轄労働基準監督署長は、そのボイラー及びボイラー室について落成検査を行い、使用してよいかを決めます。

検査内容は、ボイラー、 ボイラー室、ボイラー及びその配管の配置状況、ボイラーの据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造 について行われます。

手続きには、大まかに分けて製造と設置の工程に分けられます。

役所の担当者は、製造工程に関しては所轄都道府県労働局長が担当し、設置工程においては所轄労働基準監督署長が担当します 。

正解は， 5 です。

ボイラーの落成検査に関する問題になります。

ボイラー及び圧力容器安全規則 第14条 落成検査より

検査内容は以下の通りです。

１．ボイラー室

２．ボイラー及びその配管の配置状況

３．ボイラーの据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造

落成検査とはボイラー設置工事が完了したことを確認する検査の事で，構造検査又は使用検査に合格した後に受ける事ができます。

落成検査の管轄は，所轄労働基準監督署長となります。