二級ボイラー技士の過去問
令和4年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問19
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問題
二級ボイラー技士試験 令和4年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
B 安全弁が1個設けられている場合は、最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整する。
C エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
D 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下の圧力で行う。
A 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
B 安全弁が1個設けられている場合は、最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整する。
C エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
D 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下の圧力で行う。
- A
- A、B
- A、C、D
- A、D
- B、C、D
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この過去問の解説 (3件)
01
【同一テーマでの出題回数】★★★★★★(H27/4~R3/10)
【正解】1番です。
A.適切です。
☛安全弁の調整は、事故につながる可能性があることから、本肢のように慎重に行う必要があります。
B.不適切です。
☛正しくは、「安全弁については、最高使用圧力以下で作動するように調整しなければならない。」(ボイラー及び圧力容器安全規則第86条)
☛本肢の文章は、同条ただし書きに規定されている「安全弁が二個以上ある場合において、一個を最高使用圧力以下で作動するように調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の三パーセント増以下で作動するように調整することができる。」(ボイラー及び圧力容器安全規則第86条但書き)の一部を記載したものです。
C.不適切です。
☛正しくは、「エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。」です。
D.不適切です。
☛正しくは、「安全弁の手動試験は、最高使用圧力の 75% 以上の圧力で行う。」です。
【その他同一テーマでの出題例】
☛「最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。」
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02
安全弁・逃がし弁についての問題です。
A 記述の通り、点検を行い、正常に作動するのか確認することが大切です。
B 誤りです。
安全弁は、最高使用圧力以下で作動するように調整しなければいけません。
最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整するのは、安全弁が2個以上設置されているかつ、一個を最高使用圧力以下で作動するように調整したとき場合です。
C 誤りです。
エコノマイザの逃がし弁は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する必要があります。
D 誤りです。
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の 75% 以上の圧力で行う必要があります。
正しいです。
Bが誤りです。
C、Dが誤りです。
Dが誤りです。
すべて誤りです。
安全弁・逃がし弁は作動することによって事故を未然に防ぐ役割をもっています。
正しく整備、設置、調整を行うことが重要です。
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03
この問題では、ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験に関する知識が求められています。
安全弁の適切な調整、運転圧力に対する作動圧力の設定、およびエコノマイザの逃がし弁の調整に関する理解が重要です。
それでは、各選択肢を詳しく見ていきましょう。
A.:この記述は正しいです。
安全弁の調整は、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて行い、適切な吹出し圧力と吹止まり圧力を確認することが重要です。
B. :この記述は誤りです。
安全弁は最高使用圧力以下で作動するように調整する必要があります。
C. :この記述は誤りです。
エコノマイザの逃がし弁は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整されるべきです。
D. :この記述は誤りです。
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う必要があります。
この問題の重要な点は、ボイラーの安全弁及びエコノマイザの逃がし弁の調整と試験に関する正確な理解を持つことです。
特に、安全弁が作動する圧力の設定やエコノマイザの逃がし弁の調整に関する知識が、正答を導くために重要です。
また、安全弁の手動試験に関する正しい理解も必要です。
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