二級ボイラー技士の過去問
令和4年10月公表
関係法令 問6

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問題

二級ボイラー技士試験 令和4年10月公表 関係法令 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー取扱作業主任者の職務として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
  • 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。
  • 急激な負荷の変動を与えないように努めること。
  • ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。
  • 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。
  • 1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。

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この過去問の解説 (3件)

01

【同一テーマでの出題回数】★★★★(H27/4~R4/4公表分)

ボイラー取扱作業主任者の職務として、「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項では次のように規定されています。

一 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

二 急激な負荷の変動を与えないように努めること。

三 最高使用圧力をこえて圧力を上昇させないこと。

四 安全弁の機能の保持に努めること。

五 一日に一回以上水面測定装置の機能を点検すること。

六 適宜、吹出しを行ない、ボイラー水の濃縮を防ぐこと。

七 給水装置の機能の保持に努めること。

八 低水位燃焼しや断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。

九 ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講じること。

十 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。

選択肢1. 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

法令に定められています。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項第1号に規定されている通りです。

選択肢2. 急激な負荷の変動を与えないように努めること。

法令に定められています。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項第2号に規定されている通りです。

選択肢3. ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。

法令に定められています。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項第9号に規定されている通りです。

選択肢4. 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。

法令に定められています。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項第10号に規定されている通りです。

選択肢5. 1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。

法令に定められていません。

「ボイラー及び圧力容器安全規則」第25条第1項5号には「一日に一回以上水面測定装置の機能を点検すること。」とあり、「水処理装置」は誤りです。

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02

ボイラー取扱作業主任者の職務に関する問題です。

選択肢1. 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

法令で定められています。

ボイラー規則第25条第1号に規定されています。

選択肢2. 急激な負荷の変動を与えないように努めること。

法令で定められています。

ボイラー規則第25条第2号に規定されています。

選択肢3. ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。

法令で定められています。

ボイラー規則第25条第9号に規定されています。

選択肢4. 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。

法令で定められています。

ボイラー規則第25条第10号に規定されています。

選択肢5. 1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。

法令で定められていません。

一日に一回以上点検するものは水面測定装置機能です。

まとめ

ボイラー技士における職務を確認し、しっかり把握しておきましょう。

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03

ボイラー取扱作業主任者の職務は、ボイラー則第25条で10項目が定められています。

【 ボイラー則第25条(ボイラー取扱作業主任者の職務)

一 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

二 急激な負荷の変動を与えないように努めること。

三 最高使用圧力をこえて圧力を上昇させないこと。

四 安全弁の機能の保持に努めること。

五 一日に一回以上水面測定装置の機能を点検すること。

六 適宜、吹出しを行ない、ボイラー水の濃縮を防ぐこと。

七 給水装置の機能の保持に努めること。

八 低水位燃焼しや断装置、火炎検出装置その他の自動制御装置を点検し、及び調整すること。

九 ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講じること。

十 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。 】

選択肢1. 圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。

法令に定めらています。

ボイラー則第25条1号。

選択肢2. 急激な負荷の変動を与えないように努めること。

法令に定めらています。

ボイラー則第25条2号。

選択肢3. ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。

法令に定めらています。

ボイラー則第25条9号。

選択肢4. 排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。

法令に定めらています。

ボイラー則第25条10号。

選択肢5. 1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。

法定に定められていません。

1日に1回以上点検することは、水面測定装置の機能です。

まとめ

ボイラー取扱作業主任者の職務からの出題は、ここ数年、毎回出されています。項目が10項目あるため、入れ替えしやすいですし、文章を少し変えることも出題しやすいでしょう。ただし、受験者は、良く見れば、ほぼ当たり前と考えられる内容ばかりですので、引っ掛け問題というより、サービス問題と言えるでしょう。

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