二級ボイラー技士の過去問
令和5年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問6
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問題
二級ボイラー技士試験 令和5年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として、最も適切でないものは次のうちどれか。
- 蒸気トラップの機能が不良である。
- 不純物により水面計が閉塞している。
- 吹出し装置の閉止が不完全である。
- プライミングが急激に発生した。
- ホーミングが急激に発生した。
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この過去問の解説 (3件)
01
ボイラー水の水位異常に関する問題です。
誤っています。
蒸気トラップの機能不良は水位の異常低下にはつながりません。
ウォーターハンマーに繋がる恐れがあります。
正しいです。
水面計が閉塞していると、正しい水位がわからなくなり、安全低水面以下に異常低下する原因となります。
正しいです。
吹出し装置の閉止が不完全だと、ボイラー水が常に流れ出ていることになる為、低水位に繋がる恐れがあります。
正しいです。
プライミングはボイラー水が蒸気とともにボイラー水運び出される現象です。
よって、低水位に繋がります。
正しいです。
ホーミングはボイラー水が泡立ち、蒸気に水分が混入して運び出される現象です。
よって、低水位に繋がります。
ボイラーの運転にとって水位管理はとても重要な事項です。
どういった現象がどのような事項に繋がるのか、しっかりと把握しておきましょう。
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02
この問題では、ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因に関する知識が求められています。
ボイラーの水位が異常に低下する原因を理解することは、ボイラーの安全運転に不可欠です。
それでは、各選択肢の解説をしていきましょう。
この文章は誤りです。これはボイラー水位低下の原因とは関連しません。
蒸気トラップは、使用済みの蒸気(ドレン)を排出する装置であり、ボイラーの水位に直接的な影響を与えるものではありません。
この文章は正しいです。これは水位低下の原因になり得ます。
水面計が閉塞すると、実際の水位が正確に読み取れず、水位低下に気付かない可能性があります。
この文章は正しいです。これも水位低下の原因になり得ます。
吹出し装置が完全に閉じられていない場合、ボイラー水が無駄に排出され、水位が低下する可能性があります。
この文章は正しいです。
プライミングは、ボイラー水が沸騰時に泡立ち、水と共に蒸気としてボイラーから流出する現象です。
これにより水位が急激に低下することがあります。
この文章は正しいです。
ホーミングは、ボイラー水の表面張力が低下し、泡が崩れずに蒸気と共に流出する現象です。
これも水位の急激な低下を引き起こす可能性があります。
ボイラー水位が安全低水面以下に低下する原因を正確に把握することは、ボイラーの安全運転にとって重要です。
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03
この問題ではボイラー水位が異常低下する原因について問われています。
異常低下する原因が何かが分かれば解ける問題ですが、見慣れないワードも多いので確認しておく必要があります。
誤った記述です。
蒸気トラップの不良は主に「ウォータハンマ」が原因になる事が多いですが、ボイラー水位とは関係ありません。
正しい記述です。
常識的に考えて配管内に詰まりがあると、正常に動作しないので、正確な水位が確認出来なくなります。
正しい記述です。
吹き出し装置の閉止が不完全な場合、ボイラー水が排出しつづけるので水位低下につながります。
正しい記述です。
「プライミング」とは、ボイラー水が沸騰した時に蒸気となり、その蒸気がボイラー水と共に本体から排出される現象で、ボイラー水の水位低下につながります。
正しい記述です。
「ホーミング」は主にボイラー水内の不純物などが泡になる現象で、その泡とボイラー水が本体から排出する事で、ボイラー水の水位低下につながります。
「プライミング」「ホーミング」や「ウォータハンマ」など見慣れない言葉が多いですが、どれもボイラーの試験では出題率が高い言葉ばかりなのでしっかり押さえておきましょう。
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