二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問6

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この過去問の解説 (1件)

01

ばね安全弁及び逃がし弁の調整並びに試験についての問題となります。

特に過熱器用安全弁についてしっかり理解しておく必要があります。

選択肢1. ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。

正しい記述です。

急に開けたりすると故障にもつながるので、ゆっくり上昇させることが大事です。

選択肢2. 安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、一旦、ボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを締めて再度、試験する。

正しい記述です。

問題文の「80%」という数字は、問題によっては数字を変えて出題される事もあるので、押さえておきましょう。

選択肢3. 過熱器用安全弁は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。

過熱器用安全弁は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力ではなく、低い圧力に調整する必要があります。

ちなみにボイラー本体の安全弁より高い圧力するのは他の選択肢で説明されていますが、「エコノマイザ」です。

選択肢4. エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。

正しい記述です。

そのため、エコノマイザの逃がし弁は、本体の安全弁よりも後に作動します。

選択肢5. 安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。

正しい記述です。

問題文の「最高使用圧力」という言葉は、問題によっては「常用圧力」などと出題される事もあるので注意して下さい。

まとめ

この問題では問われていませんが、過熱器用安全弁は本体の安全弁より早く作動しなければいけないのでこちらも押さえておきましょう。

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