二級ボイラー技士 過去問
令和6年4月公表
問17 (ボイラーの取扱いに関する知識 問7)
問題文
ボイラー水の吹出しについて、適切でないものは次のうちどれか。
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問題
二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 問17(ボイラーの取扱いに関する知識 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー水の吹出しについて、適切でないものは次のうちどれか。
- 炉筒煙管ボイラーの吹出しは、ボイラーを運転する前、運転を停止したとき又は負荷が低いときに行う。
- 鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行う。
- 水冷壁の吹出しは、いかなる場合でも運転中に行ってはならない。
- 吹出しを行っている間は、他の作業を行ってはならない。
- 直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、急開弁を先に閉じ、次に漸開弁を閉じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
ボイラー水の吹出しについてについての問題です。
吹出しについて開始時と終了時の操作について理解する事が重要となります。
正しい記述です。
運転前や負荷が低い時は、スラッジの排出に適した条件となります。
正しい記述です。
運転中に行うと、急に冷たい水が入るため、鋳鉄製蒸気ボイラーの故障につながります。
正しい記述です。
原則水冷壁の吹出しはボイラー水を全て排出する時にするので、運転中は行ってはいけません。
正しい記述です。
ボイラー水が少なくなっている状況なので、目を離してはいけません。
直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、漸開弁を少しずつ閉じてから、急開弁と閉じます。
吹出し弁を開ける時は急開弁を全開の状態から漸開弁を少しずつ開き、閉める時は漸開弁を少しずつ閉じて急開弁を閉めます。
この一連の流れは良く出題されるので確認しておきましょう。
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02
ボイラー水の吹出しは、ボイラー運転の安全確保やスケールの除去などに不可欠な操作です。吹出しを行うタイミング、操作手順、そして注意点は法令や実務上の知識として大変重要です。
炉筒煙管ボイラーでは、負荷が高いときに実施すると急激な水位変動を起こしやすいため、低負荷時や運転停止時などに行うのが望ましいです。
したがって、これは正しい方法です。
鋳鉄製の場合、運転中に冷たい水と高温部分が急激に触れると破損しやすいです。そのため、いったん燃焼を停止してからボイラー水を入れ替える運用が一般的です。
よって、これも正しい記述です。
水冷壁は炉内を取り囲むパイプ群であり、高温状態かつ蒸気圧がかかる運転中に大きく水位を変動させる吹出し操作を行うと、パイプに局所的な熱応力がかかり危険です。そのため、安全を確保できない限り運転中に吹出しするのは避けるのが通常です。
したがって、これも原則正しい考えです。
吹出し中は、蒸気や熱水が排出されて水位の変動も発生するため、安全管理上、他の業務を同時に行うのは危険です。操作と監視に専念すべきなので、これも正しい内容です。
吹出し弁が二つ直列にある場合は、通常「急開弁(第一弁)」と「漸開弁(第二弁)」を備え、開閉の順序が定められています。
開けるとき: まず急開弁を全開にしてから漸開弁をゆっくり開き、流量を調整します。
閉じるとき: 逆に漸開弁を先に完全に閉じてから、急開弁を最後に閉じます。
したがって、「閉じるときは漸開弁を先に閉じ、急開弁を後で閉じる」が正しい順序になります。記述のように「急開弁を先に閉じ、次に漸開弁を閉じる」というのは誤りであり、実際の操作手順と逆です。
吹出しを行う際は、安全と効率を両立するために、タイミングや弁操作の手順を正しく守る必要があります。特に弁の開閉順序は事故防止に直結しますので、日頃から繰り返し確認しておくと安心です。
本問では、直列弁の閉じ方が逆に書かれた記述が適切でないものです。「開ける順番」と「閉じる順番」を正確に覚えておくことをおすすめします。
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03
吹出しについての問題です。
吹出しは,濃縮されたボイラー水中の蒸発残留物を排出する目的で行います。
正しい記述です。
吹出しは圧力のある飽和水を排出するため,ボイラー停止中または低負荷時に行います。
最大負荷付近では行わないようにしましょう。
正しい記述です。
鋳鉄製ボイラーは強度が弱いため,不同膨張を発生させないよう,
燃焼をしばらく停止しボイラー温度が低下した後吹出しを行います。
正しい記述です。
運転中に水冷壁の吹出しを行うと,水冷壁が空となり異常過熱され,噴破する恐れがあります。
また,水冷壁で吸収される熱が炉壁に伝わり炉壁の焼損にも繋がります。
正しい記述です。
吹出しは慎重に行うべき作業になります。
他の作業と並行して行うと危険ですので控えましょう。
誤った記述です。
ボイラーに近いほうから第一(1次側)・第二(2次側)となります。
第一吹出し弁には急開弁,第二吹出し弁には漸開弁が使用されています。
吹出し操作は,先に急開弁を全開とし,その後,漸開弁を調整開としてブロー量を調整します。
吹出しの停止時は漸開弁を先に閉じ,次に急開弁を閉じます。
高温高圧の飽和水が排出されるため,十分注意しながら行う必要があります。
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