二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問3

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問題

二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラー用固体燃料と比べた場合のボイラー用気体燃料の特徴として、適切でないものは次のうちどれか。
  • メタンなどの炭化水素が主成分である。
  • 発生する熱量が同じ場合、CO2の発生割合は石炭の1/3以下で、温室効果ガスの削減に有効である。
  • 燃料中の硫黄分や灰分が少なく、伝熱面や火炉壁を汚染することがほとんどない。
  • 一般にクリンカの発生がほとんどない。
  • 漏えいすると、可燃性混合気を作りやすく、爆発の危険性がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

ボイラー用固体燃料と比べた場合のボイラー用気体燃料の特徴を問われています。

特に二酸化炭素の発生割合を把握しておくことが重要となります。

選択肢1. メタンなどの炭化水素が主成分である。

正しい記述です。

有名な燃料として、LPGやLNG、都市ガスなどが挙げられます。

選択肢2. 発生する熱量が同じ場合、CO2の発生割合は石炭の1/3以下で、温室効果ガスの削減に有効である。

発生する熱量が同じ場合、CO2の発生割合は石炭の1/3以下ではなく2/3以下となります。

 

選択肢3. 燃料中の硫黄分や灰分が少なく、伝熱面や火炉壁を汚染することがほとんどない。

正しい記述です。

また、空気との混合は燃焼が効率的で、汚染物質なども少ないのが特徴です。

 

選択肢4. 一般にクリンカの発生がほとんどない。

正しい記述です。

重油などを燃焼すると発生する「クリンカ」ですが、気体燃料ではほとんど発生しません。

選択肢5. 漏えいすると、可燃性混合気を作りやすく、爆発の危険性がある。

正しい記述です。

漏えいすると、空気中に飛散して、ガス爆発の恐れがあります。

まとめ

二酸化炭素の発生割合が大きいとそれだけ温室効果ガスの削減に効果があります。

石炭の1/3以下であるとあまり効果がないので、その点も理解しておきましょう。

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