賃貸不動産経営管理士の過去問
平成27年度（2015年）
問31
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 平成27年度（2015年） 問31 （訂正依頼・報告はこちら）
建築物の電気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 電力会社からの電力供給は、供給電圧によって、「低圧引込み」「高圧引込み」「特別高圧引込み」の３種類に分けられる。
- 建物への電力の供給方式における借室方式は、建物内の一室を変圧器室として電力会社へ提供する方式である。
- 各住戸に供給される電力における単相３線式では、３本の電線のうち真ん中の中性線以外の上と下の電圧線を利用することで、住戸に200ボルトを供給することができる。
- 照明器具の点灯時間をタイマーで制御している場合、季節による日照時間の変化に応じてタイマーの点灯時間を調整する必要はない。
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この過去問の解説 （3件）
01
尚、高圧とは直流で600ボルト以上7,000ボルト以下、交流で750ボルト以上7,000ボルト以下の電圧で、特別高圧とは7000ボルトを超えるものをいいます。
2 . 正しい。
借室方式は各住戸と共用部の使用電力が50ワットを超えるような中規模以上のマンションに多いです。
3 . 正しい。
多くの電力を必要とする家電が多くなってきたこともあって、100ボルトと200ボルトも取れる単相3線式が主流になりつつあります。
4 . 誤り。
季節によって日照時間は変化しますので、定期的にタイマーの点灯時間を調整する必要があります。
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02
2．借室方式とは対象建物の一室を変圧器室として電力会社に提供する方式です。
3．単相3線式では真ん中の中性線と上または下の電圧線を使用し100ボルト電力や、中性線以外の上下の電圧線を使用し200ボルトの電力が利用できます。
4．日照時間が異なるため、夏と冬においては季節に応じたタイマー点灯時間の調整が必要となります。
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03
正解 4
肢1 適切
建物の規模や用途によって電力負荷に適した受電方式があり、供給電圧によって、「低圧引込み」「高圧引込み」「特別高圧引込み」の３種類に分けられます。
肢2 適切
建物への電力の供給方式における借室方式は、契約電力が50キロワット以上の場合、建物内の一室を変圧器室として電力会社へ提供する方式です。
肢3 適切
単相３線式では、うち真ん中の中性線以外の上と下の電圧線にはそれぞれ100ボルトの電流が流れているため、合計で200ボルトを供給することができます。
肢4 不適切
季節によって日照時間の変動があるため、照明器具の点灯時間もタイマーによる調整が必要になります。
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