賃貸不動産経営管理士の過去問
平成28年度（2016年）
問31

正解は１です。

1 .不適切です。
複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分に設置しなければなりませんが、住宅部分以外への設置の義務はありません。

2 .適切です。
共用住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難および誘導が安全かつ迅速にできること、および消防隊の活動を支援することを目的として設置されています。

3 .適切です。
イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動します。

4 .適切です。
避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識があります。設置すべき器具の種類や設置数などは消防法で規定されています。

正解（不適切なもの）は、1です。

1 誤り。
公式テキスト第7編建物・設備の知識．第3章設備の基礎知識と維持管理．Ⅸ消防用設備等（消防・消火・避難設備）と防火管理．2主な消防設備に記載されています。これによれば、住宅用火災報知器は複合用途建物では住宅部分に設置しなければならない、とされています。したがって、選択肢は誤りです。

2 正しい。
公式テキスト第7編建物・設備の知識．第3章設備の基礎知識と維持管理．Ⅸ消防用設備等（消防・消火・避難設備）と防火管理．1消防用設備等に記載されています。これによれば、共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難及び誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置される、とされています。したがって、選択肢は正しいです。

3 正しい。
公式テキスト第7編建物・設備の知識．第3章設備の基礎知識と維持管理．Ⅸ消防用設備等（消防・消火・避難設備）と防火管理．2主な消防設備に記載されています。これによれば、自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動する、とあります。したがって、選択肢は正しいです。

4 正しい。
公式テキスト第7編建物・設備の知識．第3章設備の基礎知識と維持管理．Ⅸ消防用設備等（消防・消火・避難設備）と防火管理．2主な消防設備に記載されています。これによれば、避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識がある、とあります。したがって、選択肢は正しいです。

最も不適切なものは『複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分又はその他の部分のいずれかに設置しなければならない。』です。