賃貸不動産経営管理士の過去問
平成29年度(2017年)
問25

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問題

賃貸不動産経営管理士試験 平成29年度(2017年) 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

住環境の整備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 台風シーズン前にはドレイン回りの掃除を行うべきである。
  • 除草剤の散布に当たっては、入居者などはもとより、近隣へも事前通知を行い、洗濯物やペットの室内への一時移動など協力を求めるべきである。
  • 電球の交換やほこりの拭き取り等、脚立を要する作業は、2名以上で行うべきである。
  • 建物共用部分に入居者が物を置いていると緊急時の避難の妨げになるため、直ちに撤去すべきである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解(不適切なもの)は4です。

1 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅲ住環境の整備.3清掃業務に記載されています。これによれば、年末の共用部一斉清掃や台風シーズン前にはドレイン周りのゴミとりなども計画的に実施すべきとしています。したがって、選択肢は正しいです。

2 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅲ住環境の整備.1植栽の管理、除草に記載されています。これによれば、除草剤の散布に当たっては、入居者などはもとより、近隣へも事前通知を行い、洗濯物やペットの室内への一時移動など協力を求め、クレーム発生を予防すべきとしています。したがって、選択肢は正しいです。

3 正しい。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅲ住環境の整備.2駐車場・駐輪場・共用部分の管理に記載されています。これによれば、電球の交換やほこりの拭き取りの作業で脚立を使用する場合はひとりで作業せず、誰かに支えてもらうことも考慮すべきとしています。したがって、選択肢は正しいです。

4 誤り。
公式テキスト第6編管理実務.第1章建物管理の実務.Ⅲ住環境の整備.2駐車場・駐輪場・共用部分の管理に記載されています。これによれば、廊下や階段、玄関ホールなどの建物共用部分に入居者が物を置いていると緊急時の避難の妨げになるため、管理業者から入居者に注意し、撤去を求めなければならないとしています。管理業者が直ちに撤去するのではありません。したがって、選択肢は誤りです。

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02

正解は4です。

1 .適切です。
ドレイン(排水口)回りの掃除は定期的に必要ですが、台風シーズン前には特に気をつけて清掃を行う必要があります。

2 .適切です。
除草剤を散布する際には、入居者などはもとより、近隣のへの通知を事前に行うことにより、クレームの発生を事前に予防します。

3 .適切です。
電球の交換やほこりの拭き取り等、高所で脚立を要する作業は、しっかりと固定し転倒に注意します。しかし、なるべく1人では危険な作業は行わず、できれば2名以上で行うことも必要です。

4 .不適切です。
事前の告知等をすることなく、貸主や管理業者が直ちに撤去してしまうと、損害賠償責任を負う可能性もあります。建物共用部分に入居者が物を置いている場合には、入居者に撤去を求めることになります。

参考になった数10

03

最も不適切なものは『建物共用部分に入居者が物を置いていると緊急時の避難の妨げになるため、直ちに撤去すべきである。』です。

選択肢1. 台風シーズン前にはドレイン回りの掃除を行うべきである。

正しい。

特に台風シーズン前にはドレイン回りの掃除・ゴミ取りを行う必要があります。

選択肢2. 除草剤の散布に当たっては、入居者などはもとより、近隣へも事前通知を行い、洗濯物やペットの室内への一時移動など協力を求めるべきである。

正しい。

除草剤の散布に当たっては、入居者などはもとより、近隣へも事前通知を行い、洗濯物やペットの室内への一時移動など協力を求めるべきであるとされています。

選択肢3. 電球の交換やほこりの拭き取り等、脚立を要する作業は、2名以上で行うべきである。

正しい。

電球の交換やほこりの拭き取り等、脚立を要する作業等の危険な作業は、なるべく2名以上で行うべきであるとされています。

選択肢4. 建物共用部分に入居者が物を置いていると緊急時の避難の妨げになるため、直ちに撤去すべきである。

誤り。

建物共用部分に入居者が物を置いていると緊急時の避難の妨げになりますが、入居者の所有物なので管理業者や貸主が直ちに撤去すべきではありません。まずは入居者に私物の撤去を求めることになります。

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