賃貸不動産経営管理士の過去問
平成30年度(2018年)
問40
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 平成30年度(2018年) 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
賃貸住宅のコンセプトに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- サービス付き高齢者向け住宅とは、賃貸住宅又は有料老人ホームにおいて、状況把握・生活相談サービス等を提供するものである。
- 賃貸住宅における入居者像の「とりあえず賃貸派」は、家を持つことにはこだわらず、賃貸住宅で十分と考えているのが特徴である。
- ペット可能な賃貸住宅においては、主にペット同士のトラブルを念頭に、共用部分で他のペットとの接触が最小限に抑えられている程度なら許可を与えることを基本ルールとしている。
- シェアハウスとは、宿泊用に提供された個人宅の一部やマンションの空室等に宿泊するものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
肢1 最も適切
サービス付き高齢者向け住宅とは、賃貸住宅又は有料老人ホームにおいて、状況把握・生活相談サービス等を提供することにより、判断能力や身体能力が低減した高齢者であっても安心して生活できるよう配慮された住宅のことです。
肢2 最も適切とはいえない
家を持つことにこだわらず、賃貸住宅で十分と考えているのは、いわゆる「当然賃貸派」と呼ばれる人々です。「とりあえず賃貸派」は、将来的には家を持ちたいため、現在は賃料を抑えて倹約生活を送っている人々のことです。
肢3 最も適切とはいえない
ペット可能な賃貸住宅においては、主に動物嫌いな他の居住者とのトラブルを防止するため、共用部分でのペットと他の居住者との接触が最小限に抑えられているならば飼育の許可を与えることが基本ルールとされています。
肢4 最も適切とはいえない
シェアハウスとは、複数の者がキッチン・浴室等の施設を共用する形態の住宅です。個人宅の一部やマンションの空室等を宿泊の用に供するのは民泊です。
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02
肢1→○
肢の通り。サービス付き高齢者向け住宅とは、賃貸住宅又は有料老人ホームにおいて、状況把握・生活相談サービス等を提供するものです。
肢2→✕
「とりあえず賃貸派」はゆくゆくは持ち屋を考えている入居像なので、「家を持つことにはこだわらず、賃貸住宅で十分と考えているのが特徴である」という部分が間違いになります。
肢3→✕
ペット可能な賃貸住宅においてペットの飼い主同士のトラブルを念頭におかなければなりません。したがって「主にペット同士のトラブルを念頭に」という部分が間違いになります。
肢4→✕
シェアハウスの定義は、建物を複数者で、キッチンや浴室等の施設を共用し、それ以外の居住部分は専用して使用する形態です。肢は民泊の説明になっているので間違いになります。
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03
本問は賃貸住宅のコンセプトに関する問題です。
1→正しい。
サービス付き高齢者向け住宅とは、サ高住と略されることもあり、賃貸住宅や有料老人ホームにおいて、状況把握や生活相談等のサービスを提供する住宅です。
2→誤り。
「とりあえず賃貸派」とは将来は家を購入したいと思っており、現在は倹約するために賃貸を選択しているタイプです。賃貸住宅で十分と考えているわけではありません。
3→誤り。
ペット可能な賃貸住宅においては、他の入居者との接触が最小限に抑えられている程度なら許可を与えることが多いです。選択肢記載のペット同士のトラブルを念頭に置いているというわけではありません。
4→誤り。
個人宅の一部やマンションの空室等に宿泊するのは「民泊」です。シェアハウスは複数の賃借人がキッチンなどを共同で利用するタイプです。
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