調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問35

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

以下、それぞれ見ていきましょう。

選択肢1. 用量-反応曲線で作用が現れてくる最低の濃度を最低有効濃度という。

誤りです。

最低有効濃度ではなく、最小有効濃度です。

選択肢2. 最小中毒濃度を超えて中毒域に達すると、死に至る。

誤りです。

「最小致死量を超えて致死量域に達すると死に至る」が正しい表現です。

選択肢3. 腎臓の機能が衰えてくると、薬の作用している時間が長くなる。

正しいです。文のとおりです。

腎臓には不要物の排泄の機能があるからです。

選択肢4. 用量-反応曲線で使われるED50とは約50%に死亡が生じる量を指す。

誤りです。

ED50は、約50%の効果が出る量です。約50%に死亡が生じる量はLD50です。

選択肢5. 危険域と致死量域は同義である。

誤りです。

危険域と同義なのは中毒域です。

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02

正しい記述は「腎臓の機能が衰えてくると、薬の作用している時間が長くなる。」です。

 

薬物の効果や毒性に関する用語の知識が問われていました。

選択肢1. 用量-反応曲線で作用が現れてくる最低の濃度を最低有効濃度という。

誤った記述です。

 

作用が現れてくる最低の濃度は最小有効濃度といいます。

選択肢2. 最小中毒濃度を超えて中毒域に達すると、死に至る。

誤った記述です。

 

中毒域に達すると、身体への影響は発現しますが、死に至る濃度として設定されているのは致死量域です。

選択肢3. 腎臓の機能が衰えてくると、薬の作用している時間が長くなる。

正しい記述です。

 

高齢者など腎機能の低下がみられる患者の投与量は特に注意が必要です。

選択肢4. 用量-反応曲線で使われるED50とは約50%に死亡が生じる量を指す。

誤った記述です。

 

ED50は50%有効量とも呼ばれ、投与した集団の半分に主作用が現れる量のことを言います。

選択肢5. 危険域と致死量域は同義である。

誤った記述です。

 

用量反応曲線には、有効量、中毒量、致死量があり危険域と致死量域は同義とはなりません。

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03

正解は

腎臓の機能が衰えてくると、薬の作用している時間が長くなる。

です。

腎臓の機能が衰えると体内の反応物の排泄が遅くなり、作用時間が長くなります。

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 用量-反応曲線で作用が現れてくる最低の濃度を最低有効濃度という。

最小有効濃度といいます。

選択肢2. 最小中毒濃度を超えて中毒域に達すると、死に至る。

中毒域をさらに超えて最小致死濃度以上の致死量域に達すると死に至ります。

選択肢4. 用量-反応曲線で使われるED50とは約50%に死亡が生じる量を指す。

ED50とは約50%に効果が表れる量です。

約50%が死亡する量はLD50です。

選択肢5. 危険域と致死量域は同義である。

危険域は中毒域と同義なので、致死量域とは異なります。

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