調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2022年8月公開問題
問43

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この過去問の解説 (3件)

01

正しい記述は、「都道府県知事の免許を受けた薬局でなければ、麻薬を調剤することはできない。」となります。

 

麻薬の取り扱いに関する知識を問われる設問です。

選択肢1. 医師であればだれでも麻薬を処方することができる。ただし、処方箋には医師の免許番号を記入しなければならない。

誤った記述です。

 

医師、歯科医師ともに麻薬施用者免許を都道府県知事より受ける必要があります。

処方箋には医師の免許番号ではなく、麻薬施用者免許の番号の記入が必要です。

選択肢2. 薬局の開設者ではない薬剤師が麻薬を取り扱うために必要となる免許は「麻薬施用者」の免許である。

誤った記述です。

 

薬局で麻薬処方せんを受け付ける場合、薬局開設許可に加えて麻薬小売業者の免許を受ける必要があります。

 

麻薬施用者は、医師が麻薬処方箋を交付する際に必要になる免許です。

 

薬局での麻薬の管理は、薬剤師である麻薬小売業者(薬局開設者)、または管理薬剤師が行う必要があるとされています。

選択肢3. 都道府県知事の免許を受けた薬局でなければ、麻薬を調剤することはできない。

正しい記述です。

 

薬局で麻薬処方せんを受け付ける場合、薬局開設許可に加えて麻薬小売業者の免許を受ける必要があります。

 

麻薬小売業者の免許は、都道府県知事より受ける必要があります。

選択肢4. 麻薬処方箋はファックス送信による調剤は禁止されている。

誤った記述です。

 

ファックスなどにより送信された麻薬処方箋の内容に基づき、麻薬の調製等を開始することは問題ないとされています。

 

ただし、通常の処方箋と同様に、原本の受け取りを行ってから患者に薬品を譲渡することが求められます。

選択肢5. 麻薬の内服薬は、注意を要する薬なのでいかなる場合でも30日分の投与は認められない。

誤った記述です。

 

麻薬の内服薬には14日の処方制限がある薬剤があります。

 

ただし特殊な事例、海外渡航、年末・年始、ゴールデンウィークなどの場合、30日を限度として制限を超えて投与することができます。

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02

正解は

都道府県知事の免許を受けた薬局でなければ、麻薬を調剤することはできない。

です。

 

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 医師であればだれでも麻薬を処方することができる。ただし、処方箋には医師の免許番号を記入しなければならない。

麻薬施用者免許を持っていなければ処方することができません。

また、処方箋に記入するのは麻薬施用者免許の番号です。

選択肢2. 薬局の開設者ではない薬剤師が麻薬を取り扱うために必要となる免許は「麻薬施用者」の免許である。

麻薬施用者免許ではなく、麻薬管理者の免許が必要となります。

麻薬管理者は麻薬施用者が2名以上になる場合に配置する必要があります。

選択肢4. 麻薬処方箋はファックス送信による調剤は禁止されている。

麻薬処方箋の場合であってもファックスによる調剤は禁止されていません。

選択肢5. 麻薬の内服薬は、注意を要する薬なのでいかなる場合でも30日分の投与は認められない。

条件を満たせば30日分の投与が認められることもあります。

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03

麻薬に関する問題です。

この設問全体の根拠は「麻薬及び向精神薬取締法」です。

選択肢1. 医師であればだれでも麻薬を処方することができる。ただし、処方箋には医師の免許番号を記入しなければならない。

誤りです。麻薬施用者免許のある人でなければ処方はできません。また処方箋に記載しなければならないのは麻薬施用者免許の番号です。

選択肢2. 薬局の開設者ではない薬剤師が麻薬を取り扱うために必要となる免許は「麻薬施用者」の免許である。

誤りです。「麻薬施用者」ではなく「麻薬管理者」です。

選択肢3. 都道府県知事の免許を受けた薬局でなければ、麻薬を調剤することはできない。

正しい記述です。

選択肢4. 麻薬処方箋はファックス送信による調剤は禁止されている。

誤りです。ファックスによる調剤は禁止されていません。

選択肢5. 麻薬の内服薬は、注意を要する薬なのでいかなる場合でも30日分の投与は認められない。

誤りです。条件を満たしていれば30日分投与できる麻薬もあります。

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