調剤報酬請求事務技能認定試験の過去問 | 予想問題
2023年3月公開問題
問94

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問題

調剤報酬請求事務の過去問/予想問題 2023年3月公開問題 薬学一般 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の1~5は薬物療法についての説明である。誤っているものを1つ選びなさい。
  • 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。
  • 痛みを取り除くために使われる消炎鎮痛剤は対症療法である。
  • インスリンの分泌不足による糖尿病に対し使われるインスリン注射は原因療法である。
  • コロナワクチン接種後の解熱に対して飲む解熱剤は対症療法である。
  • コロナウイルスに対するワクチンは、コロナウイルスにかかることを防ぐことを目的としているので、予防療法に分類される。

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この過去問の解説 (2件)

01

薬物療法に関する問題です。

選択肢1. 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。

正しいです。

選択肢2. 痛みを取り除くために使われる消炎鎮痛剤は対症療法である。

正しいです。

選択肢3. インスリンの分泌不足による糖尿病に対し使われるインスリン注射は原因療法である。

誤っています。

分泌不足に対し、補うものなので、補完療法です。

選択肢4. コロナワクチン接種後の解熱に対して飲む解熱剤は対症療法である。

正しいです。

選択肢5. コロナウイルスに対するワクチンは、コロナウイルスにかかることを防ぐことを目的としているので、予防療法に分類される。

正しいです。

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02

誤っているのは

インスリンの分泌不足による糖尿病に対し使われるインスリン注射は原因療法である。

です。

薬物による治療はその働きによって、原因療法、対症療法、補充療法、予防療法に分類されます。

原因療法☣は病気の原因を根本的に除去、抑制することを目的としています。

対症療法💊は病気の症状を抑えることを目的としています。

補充療法💧は体内で不足している成分を補うことを目的としています。

予防療法💉はその名の通り、病気にかからないための治療法です。

この場合のインスリン注射は体内で足りていないインスリンを補うための治療なので、

補充療法となります。

その他の選択肢については以下で説明していきます。

選択肢1. 結核に対して使われるペニシリンは原因療法である。

ペニシリンは抗生物質であり、

結核の原因である結核菌の死滅を目的として投与されます。

選択肢2. 痛みを取り除くために使われる消炎鎮痛剤は対症療法である。

痛みの原因からの治療ではなく、

痛みそのものを抑える目的なので対症療法です。

選択肢4. コロナワクチン接種後の解熱に対して飲む解熱剤は対症療法である。

解熱という症状に対しての投与なので対症療法です。

選択肢5. コロナウイルスに対するワクチンは、コロナウイルスにかかることを防ぐことを目的としているので、予防療法に分類される。

感染症等の疾患にかからないために投与されるワクチンは予防療法です。

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