中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
財務・会計 問17
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
以下のB社の資料に基づいて加重平均資本コストを計算した値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、B社は常に十分な利益を上げている。
株主資本(自己資本)コスト10%
他人資本 コスト5%
限界税率 40%
負債の簿価 600百万円
負債の時価 600百万円
株主資本の簿価 1,000百万円
株主資本の時価 1,400百万円
株主資本(自己資本)コスト10%
他人資本 コスト5%
限界税率 40%
負債の簿価 600百万円
負債の時価 600百万円
株主資本の簿価 1,000百万円
株主資本の時価 1,400百万円
- 7%
- 7.38%
- 7.60%
- 7.90%
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この過去問の解説 (2件)
01
加重平均資本コストの求め方は次の通りです。
加重平均資本コスト={負債時価×(1−税率)×負債コスト+株主資本時価×株主資本コスト}÷(負債時価+株主資本時価)
上記式に設問の数値を当てはめた場合は次の通りです。
{600×(1-0.4)×0.05+1,400×0.1}÷(600+1,400)=0.079=7.90%
以上より項番4が正解となります。
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02
加重平均資本コスト=WACCの問題です。
加重平均資本コストは借入コストと資本コストを加重平均したものです。
WACC以上の利回りを達成していることがその企業の債権者、株主の両方の要求を満たす基準となります。
株主資本コストと負債コストをそれぞれの時価で加重平均します。
{負債時価×(1ー税率)×負債コスト+ 株主資本(時価)×株主資本コスト} ÷(株主資本+負債総額(時価))
上の式に与えられた数値を入れます。
{600×(1-0.4)×0.05+1,400×0.1}÷(600+1,400)
=0.079
7.9%
よって、正解は4
計算ミスに注意しましょう。
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