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中小企業診断士の過去問 平成27年度(2015年) 財務・会計 問16

問題

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MM理論に基づく最適資本構成に関する以下の記述について、下記の設問に答えよ。

MM理論の主張によると、完全な資本市場の下では、企業の資本構成は企業価値に影響を与えない。しかし、現実の資本市場は完全な資本市場ではない。そこで、完全な資本市場の条件のうち、法人税が存在しないという仮定を緩め、法人税の存在を許容すると、負債の増加は[ A ]を通じて企業価値を[ B ]ことになる。この条件下では、負債比率[ C ]の場合において企業価値が最大となる。
一方で、負債比率が高まると、[ D ]も高まることから、債権者も株主も[ E ]リターンを求めるようになる。結果として、[ A ]と[ D ]の[ F ]を考慮して最適資本構成を検討する必要がある。

記述中の空欄D〜Fにあてはまる語句の組み合わせとして最も適切なものはどれか。
   1 .
D:債務不履行(デフォルト)リスク  E:より高い  F:トレードオフ
   2 .
D:債務不履行(デフォルト)リスク  E:より低い  F:相乗効果
   3 .
D:財務レバレッジ          E:より高い  F:相乗効果
   4 .
D:財務レバレッジ          E:より低い  F:トレードオフ
( 中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問16 )
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この過去問の解説 (2件)

11
負債比率が高まった場合、利息の支払いや借入金の返済が困難となるデフォルトリスクが高まります。企業が返済不能に陥るリスクが高くなれば企業に投資をする株主はより高いリターンを求めるようになります。
そのため、企業は、節税効果とデフォルトリスクのトレードオフを考慮して資本構成を検討する必要があります。

以上より項番1が正解となります。

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3

トレードオフ理論は、MM理論の第一命題の前提条件である完全資本市場の仮定を緩和して現実の法人税や倒産コストの要因を考慮した最適資本構成を表します。

法人税の影響を考慮すると負債比率が高いほど、企業価値は高まりますが、現実的には、D:債務不履行(デフォルト)やE:より高い返済負担により財務的困難に伴うリスクが増加します。

よって、節税効果と財務的困難のF:トレードオフに基づいて資本構成が決定されます。

よって、正解は、1

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