中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
財務・会計 問15
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
MM理論に基づく最適資本構成に関する以下の記述について、下記の設問に答えよ。
MM理論の主張によると、完全な資本市場の下では、企業の資本構成は企業価値に影響を与えない。しかし、現実の資本市場は完全な資本市場ではない。そこで、完全な資本市場の条件のうち、法人税が存在しないという仮定を緩め、法人税の存在を許容すると、負債の増加は[ A ]を通じて企業価値を[ B ]ことになる。この条件下では、負債比率[ C ]の場合において企業価値が最大となる。
一方で、負債比率が高まると、[ D ]も高まることから、債権者も株主も[ E ]リターンを求めるようになる。結果として、[ A ]と[ D ]の[ F ]を考慮して最適資本構成を検討する必要がある。
記述中の空欄A〜Cにあてはまる語句の組み合わせとして最も適切なものはどれか。
MM理論の主張によると、完全な資本市場の下では、企業の資本構成は企業価値に影響を与えない。しかし、現実の資本市場は完全な資本市場ではない。そこで、完全な資本市場の条件のうち、法人税が存在しないという仮定を緩め、法人税の存在を許容すると、負債の増加は[ A ]を通じて企業価値を[ B ]ことになる。この条件下では、負債比率[ C ]の場合において企業価値が最大となる。
一方で、負債比率が高まると、[ D ]も高まることから、債権者も株主も[ E ]リターンを求めるようになる。結果として、[ A ]と[ D ]の[ F ]を考慮して最適資本構成を検討する必要がある。
記述中の空欄A〜Cにあてはまる語句の組み合わせとして最も適切なものはどれか。
- A:支払利息の増加による株主価値の低下 B:高める C: 0%
- A:支払利息の増加による株主価値の低下 B:低める C:100%
- A:節税効果 B:高める C:100%
- A:節税効果 B:低める C: 0%
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この過去問の解説 (2件)
01
以上より項番3が正解となります。
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02
MM理論についての出題です。
第一命題では、「資本構成によって企業価値は変化しない」
法人税を考慮すると、「負債の節税効果の現在価値分だけ企業価値が向上する」
とされます。
よって、
A 節税効果
B 高める
が入ります。
また、上記より最も企業価値が高まるのは、
負債比率が、
C 100%
ということになります。
よって、正解は、3
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